この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
料理のテイクアウト需要が高まっている今、「新たにテイクアウト用の容器を準備しなくては」「今までテイクアウトを行なっていなかったが、始めてみようかな」と調べている方も多いかもしれません。テイクアウト用の容器はどれでもよいわけではなく、料理に合わせたものを選ぶ必要があります。丼もののテイクアウトの場合、お弁当タイプの容器ではなく、「発泡どんぶり」がおすすめです。しかし、発泡どんぶりと一口にいっても、さまざまな種類、形状のものがあります。容量や用途によって適した商品を選ばなければいけません。
そこで今回は、発泡どんぶりの選び方をご紹介します。容量や用途、素材に関しても解説するので、より適した商品を選ぶのにお役立てください。
どんぶり容器の用途
まずは、あらためて発泡どんぶり容器の用途を確認しましょう。
どんぶり容器は、牛丼や親子丼など、丼ものの料理をテイクアウトする際に使われます。牛丼チェーン店や丼もののテイクアウトのお店でも利用されているので、イメージしやすいですよね。お店によってどんぶり容器はさまざまです。多くがフタ付きで、汁が漏れにくい作りになっています。形も丸いものだけでなく、四角のどんぶり容器もあります。
ほかにも、中皿があってごはんと具を別々にできるどんぶり容器もあり、持ち運び中にごはんに汁がしみ込んでやわらかくなりすぎるのを防ぎます。
どんぶり容器の用途は、お店だけではありません。
例えば、屋台で汁物の販売をするときなどにもどんぶり容器が使われます。
屋台での汁物販売の場合、購入後すぐに食べることが前提なので持ち運びの必要はありません。また、屋台で提供するなら、あまりにも高価なものは適さないため、再利用せず一回で捨てられるどんぶり容器のコスト面も重要です。
屋台の「たくさん食べ歩きをする」という特徴を考えると、容量が多すぎると避けられて客足が遠のく可能性もあります。
このように、どんぶり容器一つとっても、販売するメニューの性質や量に応じて素材や容量など、決めるべき項目はさまざまです。最適などんぶり容器を選ぶためには、用途を明確にしておかなければいけません
どんぶり容器に使われる素材
続いて、どんぶり容器にはどのような素材が使われているのかを確認しましょう。
一般的には、空気を多く含んで保湿性の高い、「発泡スチロール」がどんぶり容器におもに使われている素材です。発泡スチロールは、ポリスチレンを発泡させて作られたもので「PSP」とも呼ばれます。発泡させることにより原料は約5%のみで済み、あとの95%は空気です。軽くてクッション性があり、丈夫だという特徴があります。
どんぶり容器の素材となる発泡スチロールですが、「高発泡タイプ」と「低発泡タイプ」に分かれます。どちらも、保温性・耐熱性・耐寒性に優れているのが特徴です。これらの違いについては、次項で詳しく解説します。
発泡スチロール素材以外のどんぶり容器も販売されています。紙や竹、バガス(サトウキビの搾りかす)など、環境に優しい素材を使ったものが人気です。エコな素材として、どんぶり容器以外のテイクアウト容器にも多く利用されています。
発泡どんぶりの容量や選び方
発泡どんぶりの容器はどのように選べばよいでしょうか。ここでは、容器選びのポイントを解説します。
用途に合わせた材質を選ぶ
前述のとおり、一般的などんぶり容器の材質は「高発泡タイプ」と「低発泡タイプ」があります。どちらも、断熱性・保温性・耐寒性に優れていますが、低発泡タイプのほうが高機能です。重ねたときにかさばらず、省スペースで保管できるのも低発泡タイプの魅力。耐熱温度は105度までで、耐油性・省資源性にも優れています。ただしその一方、高価でコストがかかるのが難点です。
高発泡タイプの耐熱温度は85度。かさばるのが難点ですが、コストが抑えられるのがメリットです。
ごはんの容量を目安に選ぶ
ごはんの容量を目安にどんぶり容器を選ぶのも一つです。容器スタイルでの目安は、約440gで「小」、約600gで「中」、約830gで「大」としています。
また、ごはんと具を分けたい場合は、中皿付きの容器を選とよいでしょう。
容器スタイルのおすすめどんぶり容器3選
ここでは、容器スタイルで購入できるおすすめどんぶり容器を3つご紹介します。
耐熱どんぶり容器 YS丼 D-1 黒
耐熱性の高いPP発泡で作られているので、できたての料理をそのまま盛り付けることも可能です。もちろん、レンジにも対応しているので、持ち帰り後に再加熱してできたてさながらの料理を楽しむことができます。バラ売りは50個入りで、フタは別売りです。
使い捨て 容器 BF-386 黒本体 212×185×55mm レンジ対応 シーピー化成
低発泡素材で作られた、かさばらないどんぶり容器です。光沢に優れ、持ち手があるので持ち運びやすい形状になっています。ごはんの容量は約570g。サイズ違いも販売中です。フタは別売りで、汁のこぼれにくい嵌合タイプに対応しています。
VK-77 杉目本体
杉目模様の入った、高発泡タイプのどんぶり容器です。四角い形状の「昔ながらの」容器で、サイズは牛丼並盛程度となります。フタは別売りで、レンジへの対応はありません。
まとめ
発泡どんぶり容器の容量や用途に応じた選び方と、素材についてご紹介しました。
一般的などんぶり容器は、発泡スチロールを素材としています。高発泡タイプは安価ですが、低発泡タイプと比較すると機能性が劣り、耐熱温度も低いです。一方で、低発泡タイプは機能性が高いものの、コストがかかるといったデメリットもあります。
お店や料理により適した容器を選ぶためには、用途やサイズ感を明確にすることが必要です。テイクアウト需要が高まっている今、発泡どんぶり容器を見直してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。
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