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テイクアウトに特化した機能を持つ容器を紹介

テイクアウトに特化した機能を持つ容器を紹介

この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。


拡大する中食需要と進化するテイクアウト容器

コロナウイルス感染拡大を皮切りに急激に伸びてきた中食サービス。
今までのテイクアウトの定番といえば、ハンバーガーや牛丼、ピザなどが中心でしたが、今ではレストランや中華料理店、ラーメン屋やカレー専門店など町中の様々なジャンルのお店がテイクアウトやデリバリーに参入しています。

そうなると悩みの種となるのがテイクアウト用の容器です。
メニューが多様化するにつれて、汁漏れしづらい密閉性や料理が冷めにくい保温性、輸送時の運びやすさなど、様々な機能性がより求められるようになりました。

本記事では中食需要の拡大に合わせて登場した、テイクアウトにピッタリな機能性をもった最新の容器をご紹介します。

テイクアウト容器に求められる基本的な機能とは?

  1. 電子レンジを使用できる耐熱性
  2. 料理が冷めにくい保温性
  3. 手に持った時に熱くない断熱性
  4. 汁漏れしづらい密閉性

テイクアウトやデリバリーで料理を美味しく食べてもらうためには上記の4つの機能に注目して容器を選びましょう。
もちろん全ての機能を持った容器というのは数少ないので、メニューに合わせて必要な機能と、なくても困らない機能を分けて考えることが大切です。

例えば、普通のお弁当をテイクアウトで販売する場合は電子レンジを使用するための耐熱性は必要ですが、汁漏れのリスクは少ないため密閉性はさほど重要ではありません。
麺類のテイクアウトでは、アツアツの状態を保てる保温性と汁漏れしづらい密閉性が重要です。
このようにメニューに合わせて機能性を選ぶことがポイントです。
ここからはそれぞれの機能性について詳しく説明をしていきます。

1. 電子レンジを使用できる耐熱性

耐熱性があるかどうかは容器に使われる素材によって変わります。
食品容器の代表的な素材としてPS(ポリスチレン)PP(ポリプロピレン)があります。

PSは耐熱温度が70℃~90℃で電子レンジは使用できません。
一方、PPは耐熱温度110℃~130℃なので電子レンジを使用することができます。
しかし、いくらPPといっても長時間の電子レンジの使用や油物を温めて高温になりすぎると、溶けてしまう場合もあるため注意が必要です。

次に主に丼物や麺類の容器で使われるPSP(発泡ポリスチレン)ですが、こちらも耐熱温度70℃~90℃程度なので電子レンジの使用はできません。
電子レンジの使用を考える場合は必ず耐熱温度と電子レンジを使用できるかチェックしましょう。


材質 耐熱温度 電子レンジ対応
PS(ポリスチレン) 70度〜90度 ×
PP(ポリプロピレン) 110度〜120度
PSP(発泡ポリスチレン) 70度〜90度 ×

2. 料理が冷めにくい保温性

麺類や丼物をテイクアウトし、食べる時に冷めてしまっていたらとてもがっかりしますよね。
熱々で食べるのが美味しいメニューを提供する時には、保温性の高いPSPなどの発泡素材の容器を選びましょう。
また、先ほどPSPは電子レンジを使用できないと書きましたが、最近ではメーカー独自素材で電子レンジを使用できる発泡素材も数多く出ているので、温め直しを考えている場合そのような容器を選ぶようにしましょう。


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3. 手に持った時熱くない断熱性

熱々の料理をテイクアウトで提供する時は必ず断熱性の高い容器を選びましょう。
断熱性が低い容器を使うと、お客さんが食べる時に熱くて容器を持てない、火傷をしてしまう危険性があります。
代表的な断熱性が高い容器としては発泡素材を使ったものがあります。
発泡素材は保温性・断熱性の両方を備えているので、麺類や丼物など器が熱くなりがちなメニューにぴったりです。


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4. 汁漏れしづらい密閉性

麺類やカレーなど汁気の多いメニューのテイクアウトでは容器の密閉性がとても大切な要素です。
容器の密閉性は蓋の構造で大きく変わってくるので、汁漏れを防ぐためには密閉性の高い
『嵌合(かんごう)蓋』を選ぶようにしましょう。
嵌合蓋の種類については下記の記事で詳しく説明していますので、是非ご参照ください。

中食が広がるにつれて増えてきた既存のテイクアウト容器の問題点とは?

テイクアウトやデリバリーサービスが広がるにつれてメニューの種類もとても豊富になりました。
それに合わせて既存容器で様々な問題点が発生しています。主に下記の4つがあります。

この章ではそれぞれの問題について詳しく説明していきます。

  1. 密閉性が良くないため汁漏れを起こす
  2. 麺類のテイクアウトで麺が伸びてしまう
  3. 複数容器を重ねて運ぶと崩れてしまう
  4. プラスチックゴミの増加

1. 密閉性が良くないため汁漏れを起こす

麺類のテイクアウト時に汁漏れで袋の中がベタベタになってしまった経験はありませんか?

麺類など汁気の多いメニューのテイクアウトサービスで最も悩まされるのが汁漏れです。
今までは麺類のテイクアウト・デリバリーサービスはあまり一般的ではありませんでしたが、中食市場が拡大するにつれポピュラーなメニューへと変化しました。
丼物のテイクアウト容器を麺用で使うこともできますが、蓋の構造が外嵌合蓋の物が多いため、
容器が揺れたり、傾いたりした時に汁漏れを起こしてしまいます。

そのため最近は麺類専用のテイクアウト容器が発売されています。

2. 麺類のテイクアウトで麺が伸びてしまう

続いても麺類のテイクアウトの問題点です。

麺類のテイクアウトはスープに麺と具を入れて、蓋をして持ち帰るのが一般的かと思います。
買ってすぐに食べてもらえる場合は問題ありませんが、持ち帰りやデリバリーに時間がかかると食べる時に麺が伸びてしまう場合があります。
そういった問題を解決するために最近は麺とスープを直前まで分けられる容器も出てきています。

3. 複数容器を重ねて運ぶと崩れてしまう

料理を複数テイクアウトする際は容器を重ねて袋に入れて持ち帰ることが多いと思います。

しかし、重ねた容器が崩れてしまったら、綺麗に盛り付けた料理も台無しになってしまい、最悪の場合、蓋が外れて料理がこぼれてしまい、お客様の持ち物を汚してしまう事故が起こりえます。
そこで、最近は重ねた時に崩れにくい容器が登場しています。

4. プラスチックゴミの増加

近年、環境問題が大きく取り上げられており、プラスチックゴミの排出を減らす取り組みが注目されています。しかし、テイクアウトやデリバリーサービスが普及することでプラスチック容器の使用量が増え、エコとは逆行したものになってしまいました。
そのため、テイクアウトやデリバリーサービスにおいても紙容器や天然素材容器など環境に優しい素材が注目されています。

テイクアウトの悩みを解消する最新の容器

ここまではテイクアウトにおける様々な悩みを紹介してきました。こういった悩みを解決する考えられた機能性のある容器が各メーカーから発売されるようになりました。ここからは機能性のあるテイクアウトで活躍する容器をご紹介します。

汁漏れに強い『麺丼』

『麺丼』という容器の一番の特徴は、スープが漏れないという点です。
こちらの容器は中皿に麺と具材を入れ、スープを丼に入れる仕組みになっていますが、この中皿に汁漏れしづらい秘密があります。

中皿の裏側は大きな溝となっており、傾けた時にスープがこの溝に入り込むことで、蓋と容器の接地部分にかかる負担が軽減されスープが漏れない仕組みになっています。
そして対応の蓋も内嵌合蓋となっているため、しっかりと密閉してくれます。

麺類のテイクアウトを行っており、汁漏れに悩んでいる方は是非お試しください。


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麺とスープを分けられる『DLV麺』

テイクアウトでも美味しく召し上がってもらうためには、麺が伸びにくい容器を選びましょう。
そこでオススメなのが、こちらの『DLV麺』です。

従来の容器だと麺とスープが一緒になっており、持ち帰りや配達の途中で麺が伸びてしまう心配がありますが、『DLV麺』は中皿付きの3層構造になっており、食べる直前まで麺とスープを分けておけるので麺が伸びづらい作りをしています。
本体は、PSPの素材でできていることから、保温性・断熱性もバッチリです。多少時間がかかっても温かい状態をキープしてくれます。

麺が伸びてしまうのが気になっているお客様は是非お試しください。


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輸送中崩れにくい容器 DLVシリーズ

持ち帰りや配達中の容器の崩れを解消してくれる容器が『DLVシリーズ』です。

こちらの商品は容器を積み重ねた時に、本体底面の凹と蓋天面の凸がカチッとはまることで、多少揺れても容器が崩れることがありません。
蓋の構造ではDLV角は内外嵌合DLV楕円は内嵌合なので、蓋と本体が簡単に外れてしまうということもありません。
ごはんとおかずをセットで販売したり、お惣菜を合わせて3点セットで販売したりと組み合わせ販売にぴったりです。


このシリーズは、大小のサイズが異なる容器でも連結できる「DLV角」、ランチボックスタイプの「DLV-BOX」、冷うどんに最適な「DLV角R」、洋食やアジアン料理にも合う楕円タイプ「DLV楕円」、カレーなどに合う「DLVデリ」などがあります。
テイクアウト・デリバリーのために開発された商品なので、是非お試しください。


DLVシリーズを見る

環境に優しいだけじゃない『おりがみカップ』

おりがみカップは本体がでできており、プラスチックを使用していないため、近年の脱プラスチックの流れに合った容器です。

しかし、こちらの商品は環境に優しいだけではありません。
パッと見はカップに見える容器ですが食べる時にお皿のように広げられるのが一番の特徴です。
お皿として使えるという機能も便利ですが、何より写真映えする見た目になっているので、SNS映えを意識したメニューにピッタリなカップです。

おしゃれでエコな容器をお探しのお客様は是非お試しください。


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テイクアウト容器はどんどん進化していく!

テイクアウト容器の問題点とそれを解決する容器の紹介をしました。

テイクアウト、デリバリーサービスの拡大によって中食がとても充実してきましたが、やはり店の味に劣る、見栄えが良くない、持ち帰りや配達に不安があるなどネガティブなイメージがあるのも確かです。

そういったネガティブなイメージを解消するためにテイクアウトでもお店の味をそのまま提供できるような機能を持った容器や、料理を引き立てるオシャレな容器など、新しい容器が次々に開発されており、テイクアウト容器はどんどん進化しています。

このような容器が増えていくことで中食サービスはより充実していくでしょう。
今回紹介した商品を始め、容器スタイルでは様々なテイクアウト容器を販売しております。カラーやサイズも増えたりします。(廃盤となることもございます。)
今のメニューに合うか、どんな機能が必要か、その時々に合わせて容器選びをしていきましょう。
容器スタイルでは最新容器を掲載しております。ぜひ、こちらのサイトにてチェックしてみてください。



この記事を書いた人

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。

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