この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
フードボックスとは?
フードボックスは容器部分と蓋が一体型になっているエコな紙製容器です。
主にテイクアウト、デリバリー、惣菜・お弁当販売などで利用されており、屋台やキッチンカーのテイクアウト、ピクニック・キャンプでのランチなど、さまざまなシーンで活躍します。
運搬中に料理が崩れにくく、取り分け皿が不要なのも特徴です。
本記事では、フードボックスの特徴やメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
フードボックスのメリット
フードボックスは、環境に優しいうえに作業効率が高まる優れた容器です。
まずは、フードボックスのメリットについて詳しく見ていきましょう。
作業が効率化でき利便性が高い
フードボックスは容器と蓋が一体になっているため、管理が楽で保管スペースも削減できます。
また、料理を盛り付けて付属の蓋を閉じるだけで商品を提供できるため、作業の効率化につながります。
提供までの時間と手間を削減でき、人件費の節約やスピーディーな提供によるお客様満足度の向上が可能です。
環境にやさしい
エコ容器は環境に優しいため、海洋ごみの削減やごみ処理負担の軽減ができ、環境保護につながります。
また、再利用やリサイクルが促進されるため、地球環境に対する負荷も軽減されます。
エコ容器の導入は、持続可能な社会を構築するための取り組みの1つです。
企業イメージアップ
エコ容器の採用に移行することは、環境問題に積極的に取り組んでいる企業としてのイメージ向上に寄与します。
現代では環境問題がメディアで広く報じられ、消費者の関心が高まっています。
そのため、環境に配慮しない企業は、消費者からの印象が悪くなる可能性が否定できません。
エコ容器への切り替えは初期コストがかかるものの、環境問題への取り組み姿勢をアピールし、消費者からの信頼を得ることでイメージアップによる売上拡大も期待できます。
おしゃれなイメージ
中食化やテイクアウト需要の拡大、SNSの影響によって、料理は美味しさだけでなく見栄えやおしゃれさも求められるようになりました。
エコ容器は、そんな現代に適した選択肢といえます。
クラフト紙や木材などの天然素材を使用したエコ容器は、料理の見た目を引き立てるだけでなく、ナチュラルな雰囲気を演出し、おしゃれなイメージも与えられます。
おしゃれなビジュアルの商品はSNSでシェアされやすく、またSNSで拡散されることで認知度が高まり、集客につながります。
フードボックスのデメリット・注意点
フードボックスは利便性に優れている一方で、料理によっては使用できないものもあります。フードボックスのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
ラミネート加工がされていないものは耐油・耐水性が低い
ラミネート加工が施されていない場合、耐油性・耐水性が低いことが問題となります。
ラミネート加工は表面にフィルムを貼る加工のことであり、容器に水や油がしみこむのを防ぐ役割を果たします。
ラミネート加工されていない容器に油っこい食材や液体が多い料理を入れると、容器にしみこむ可能性が高いでしょう。
また、米のような粘り気のある食材は容器にくっつきやすいため、快適に食事ができなくなります。
蓋の密閉性が低い
フードボックスの蓋は密閉性が低いため、汁気が多い料理を入れると運搬中に内容物がもれる可能性があります。
特に、フードデリバリーの際は、配達時の振動、坂道による傾斜などの影響で中身が漏れやすいでしょう。
湿気の多い場所での保管は厳禁
フードボックスは、湿気の多い場所での保管は厳禁です。
特に紙製のものは湿気に弱いため、湿度の高い環境では変形や劣化が生じやすくなります。
また、湿気によって容器の機能性や耐久性が低下するだけでなく、料理の品質を損なう可能性もあります。
したがって、フードボックスを保管する場所や環境には細心の注意が必要です。
フードボックスの選び方
フードボックスには、ラミネート加工されたものや電子レンジ対応などさまざまな種類があります。
フードボックスの選び方について詳しく見ていきましょう。
メニューから選ぶ
フードボックスは、料理の種類から選ぶことが大切です。
例えば、ハンバーガー用には電子レンジ対応のクラフトバーガーボックスがよいでしょう。後から簡単に温め直せるうえに、運搬中に形が崩れにくいメリットがあります。
ご飯とおかずの両方が入ったお弁当などは、仕切りのあるフードボックスにすることでおかずの汁気がご飯に移ってしまうのを防げます。
形状から選ぶ
フードボックスの形状から選ぶのも1つの方法です。
例えば、ホットドッグやバゲットサンドなどには、長細い形の容器が適しています。
また、テイクアウトに便利な持ち手付きのフードボックスもあります。
テイクアウトの際に別で紙袋を用意する必要がないため、作業効率が向上するとともに、地球環境の保全にも貢献できます。
レンジ対応で選ぶ
紙製のフードボックスを選ぶ際は、電子レンジで容器ごと温められるかを確認しましょう。
後から温めて食べることを想定するなら、レンジ対応の容器を選んでください。
油分を多く含む場合は、レンジ対応で、ラミネート加工を施したものが適しています。
耐油性やごはんのくっつきにくさで選ぶ
耐油性やごはんのくっつきにくさを重視して選ぶなら、ラミネート加工がされている容器がよいでしょう。
ラミネート加工を施した紙製のフードボックスは、油分に強く、ごはんのような粘り気のある食材がくっつきにくいことがメリットです。
食材の品質や見た目を保つだけでなく、提供時や持ち帰り時の利便性も良いことが特徴です。
窓付きのものを選ぶ
窓付きのフードボックスは、サンドイッチやサラダなど、買い手が商品の中身を確認したい料理に適しています。
おしゃれなデザインと透明な窓を組み合わせることで、食材や盛り付けが外から見えるため、手に取ってもらいやすくなるでしょう。
料理を確認できることは買うかどうかを決定する要因にもなるため、見た目にこだわった料理や、ミックスサンドのようにカラフルで見栄えが良い料理の容器にもおすすめです。
さらに環境にやさしい容器を選びたい方はバガス容器がおすすめ
より一層、環境に配慮をしたい場合、おすすめなのがバガス容器です。
バガス容器の特徴や素材について詳しく紹介します。
バガスとは?
バガスは、サトウキビの糖汁を搾り取った後に残る搾りかすのことです。
サトウキビは世界70ヵ国以上で年間約12億トンも生産されており、生産過程で発生するバガスは年間約1億トンにも達します。
バガスは、主に砂糖製造のボイラー燃料や再生パルプとして利用され、世界のバガスパルプ生産は約370万トンと製紙パルプ全体の1.8%を占めています。
このバガスを使用した容器は耐水性・耐油性に優れ、軽くて丈夫な特性から持ち運びにも適しています。
また、可燃ゴミとして処理できるため、環境にもやさしい素材です。
ただし、内側にコーティングがない場合、米のような粘り気がある食材が容器に付着する可能性があるうえに、耐水加工を施しても汁漏れを完全に防ぐことは困難です。
そのため、食材の種類によっては適さないこともあります。また、食品の長期保存にも向いていません。
おすすめのフードボックス
弁当容器(紙製) ケーピープラテック KM-35
ナチュラル感がおしゃれな未晒フードボックス。
上部から4方向に開くタイプの容器のため、サンドイッチなど見映えのする食品に最適です。
レンジアップ可能ですので、惣菜を入れてランチボックスにしてもよいでしょう。
自店舗のスタンプやシールを貼ることで、オリジナリティを出すことも可能です。
シンプルで使いやすく、中身も様々なものを入れられるのが魅力です。
弁当容器(紙製) パックスタイル クラフトパック窓付 172-120W
窓付きタイプのフードボックスで、中身が見えるのでお客様も商品を選びやすくなります。
また、受け渡し時の商品間違いも防げます。
レンジには対応していないため、お寿司やフルーツサンドなど過熱が必要ない商品かつ断面の見映えが良い商品が向いています。
弁当容器(紙製) パックスタイル クラフトパック窓付 172-120W
弁当容器(紙製) クラウンパッケージ SC-51 白 無地 テイクアウトボックス
ホットドッグの販売は、こちらのテイクアウトボックスがおすすめ。
ホットドッグにちょうどよいサイズで、耐水・耐油機能付きです。
環境にやさしい段ボール素材で作られており、環境配慮のアピールにも最適です。
弁当容器(紙製) クラウンパッケージ SC-51 白 無地 テイクアウトボックス
弁当容器(紙製) 廣川 カフェキュートBOX 本体(茶)
名前のとおりキュートでおしゃれなフードボックス。カフェのテイクアウト用容器を探しているなら、こちらの商品がおすすめです。
本体にご飯(約200g)を、中皿におかずを入れられるので、お米とおかずが混ざることなく美味しくお召し上がりいただけます。
また、別売りのハンドル(取っ手)をつけることで持ち運びが簡単に!
ハンドルをつけない場合でも本体と蓋の穴がカチッとはまるので、安心して持ち運びいただけます。
弁当容器(バガス・パルプモールド) パックスタイル WBランチ 180-130 ラミ
ごはんがくっつきにくい容器を選びたい場合は、内面PLAラミネート加工がされているこちら。
耐油・耐水性あり、電子レンジ対応と機能性に優れているためどのようなメニューでも使用できます。
100%植物由来の容器なので、環境にやさしいこともポイントです。
使用後は燃えるゴミとして処理できます。
弁当容器(バガス・パルプモールド) パックスタイル WBランチ 180-130 ラミ
弁当容器(バガス・パルプモールド) パックスタイル BBランチ 200-220-3
レンジ対応、耐油・耐水性あり。
ラミ加工はされていないため、お米を入れるのには向いていませんが、
仕切があるため粘り気のないお惣菜などを入れるのをぴったりです。
サイズ違いや仕切りの有り無しでバリエーション展開が豊富なため、メニューに合わせてお選びいただけます。
まとめ
フードボックスは、料理の形状や種類に合わせて使い分けることで、作業効率が良くなったり、見栄えが良くなったりします。
ラミネート加工の有無やレンジ対応の可否、窓の有無など細かな点までチェックし、料理ごとに適切なフードボックスを選びましょう。
この記事を書いた人
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
2020年折兼に入社。
EC事業部にてキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!
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