今回は業務用厨房用品の中でも中華料理道具を中心としてご紹介します。
広東はもとより、四川・上海・北京などあらゆる料理のスタイルに合ったプロの道具を取り揃えています。
全国のホテル・レストランで数多く利用され、料理人やホテル関係者など実際に使う立場からの声を多く取り入れたこだわりの中華料理道具をぜひ一度お試しください。
この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
中華鍋
使用する前のポイント
- 鉄鍋に塗られているサビ防止の薬剤落としのために中華鍋に火をかける
- 焼き除去作業だけでなく使いやすいように最初の油をなじませる
フライパンとは異なり、底が丸くなっている深型の鍋が中華鍋です。
中華鍋にも数種類あって、一般的によく使われる片手の鉄鍋は「北京鍋」といわれます。
本場中国で使われる北京鍋は必ず片手鍋。両手鍋が広東鍋か四川鍋。
底が丸い中華鍋で片手鍋であれば北京鍋といってよいでしょう。
寸胴鍋
使用する前のポイント
買ってきたばかりのアルミ鍋をいきなり使いはじめると黒く変色してしまう事があります。
これを予防するために次のような下準備をすることをおすすめします。
- 鍋に野菜くずと水、叉は米のとぎ汁を7~8分目を目安に入れる
- 蓋はあけたまま火にかけ、10分以上は沸騰させる
- 中身を捨て、柔らかいスポンジなどで、内側を水洗いする
- 布等で水気を拭き取り、自然乾燥で完全に乾かす
寸胴とは、人や動物の胴体が胸から腰にかけて起伏に乏しく、寸法的に変化に乏しい様子を指した言葉です。
円柱状の物体を指す場合もあり、寸胴鍋などその名で呼ばれる道具もあります。
深型で大きく、一度にたくさんの料理を作れるため、カレーやスープなどたくさんの量を煮込んだ方が美味しい料理に適しています。
また、たっぷりのお湯が沸かせるので、麺類を美味しく茹でるのにもおすすめです。
ラーメン店やパスタ店のほか、イベントなどで活躍しています。
餃子鍋
使用する前のポイント
鉄鍋は一般にサビやすいため、表面にサビ塗装がしてあります。
そのため、使用する前に塗料を焼き切る必要があります。
- 鉄鍋を黒い煙が出て消えるまで5分ほど加熱する
- 煙がでなくなれば塗料が焼却した証拠
- 水でよく洗って鍋を乾かす程度のから焼きをし、油を鍋内部表面全体に塗って数分弱火で熱する
餃子鍋は鉄製で板厚は、なんと4.5~6.5mmです。通常の極厚フライパンで約1.6mmです。
約3倍の厚みですから重量も少し重くなります。
厚手であれば、しっかりと鉄が熱を溜めこみ、予熱後は弱火でも十分に熱が入り加熱時間により焼き色を調整できます。
さらに、食材内部にもマイルドに熱が入り外側はパリッとこんがり焼けて、内部は肉汁が残り、ジューシーにふっくらと仕上がります。
餃子鍋に木蓋を使うことが多いのは、 蒸す過程で蒸気が蓋に付着し水滴に変わるためです。
水滴は金属の蓋に比べて木蓋であれば吸水性があるので、餃子に水滴が落ちにくいです。
余分な水滴は、せっかくの食材をダメにしてしまう場合があります。
飲食されるお客様が味に満足されるために、それぞれの道具にこのような特徴があります。
セイロ鍋
使用する前のポイント
- 焦げるのを防ぐため、木や竹のセイロ使用する前に15分ほど水に漬けて素材内部にも水を染み込ませる
- 時間がない場合でも、蓋も含め全体的に水に濡らす
食材を入れる際のポイント
- くっつき防止にクッキングシート・セイロ用目皿やレタス・白菜などの葉もの野菜を敷く
- お米などの小さい材料は、蒸し布やふきんで包む
- 器を入れて蒸すなら、取り出しやすいように下にふきんを入れておく
セイロに食材を直接載せないことで、食材のくっつきや匂い、脂シミなどを防ぐことが出来るので、長く使うことが出来ます。
サイズ | |
---|---|
15cm | 1人〜2人分 |
21cm | 3人〜4人分 |
24cm | 4人以上 |
中華お玉
購入する前のポイント
お玉の容量 | |
---|---|
ミニ 120~160cc | 頭径100mm以下 |
小 240cc | 頭径100~120mm |
中 320cc | 頭径120~130mm |
大 400cc | 頭径130~140mm |
中華お玉、素材と特徴
鉄 | メリット | 頑丈・油が馴染むので、食材がくっつきにくい |
デメリット | 重い・油返しが必要、錆びやすい | |
ステンレス | メリット | 軽い・錆びにくい・頑丈 |
デメリット | 頑丈なため鉄鍋を傷つきやすい・油が馴染まないので食材がくっつきやすい | |
チタン | メリット | ステンレスより軽い、頑丈 |
デメリット | 価格が高い、鉄に比べると熱伝導率と油なじみが劣る |
中華お玉の種類により、目盛り(容量表示)がついたものがあります。
メジャースプーンやカップが不要で大変便利です。調理時間の短縮につながります。
中華包丁・茶缶・ボール
購入する前のポイント
- 刃の形状で選ぶ
- 中華包丁の重さで選ぶ
- 刃の厚さで選ぶ
中華包丁は、刃を横にしてにんにくや生姜などを潰すことができるようになっています。
和包丁に比べて、刃が四角く幅が広いのが特徴です。
円頭刀は先が尖っているので、魚をおろしたり、肉に切れ目を入れるのを得意とします。
馬頭刀は、斧のように骨付き肉など固いものと一緒に切ることができます。
中華包丁の刃の厚みは主に薄刃、中厚刃、厚刃がありそれぞれに得意とする工程があります。
薄刃 | 肉や野菜のなかでもやわらかい食材に適していて、家庭でも使用できる |
中厚刃 | 魚や肉の小さな骨なども切ることができ薄刃よりも重く使い勝手がよい、大きめの魚やブロック肉をよく調理する方に向いている |
厚刃 | 大きな骨や冷凍品を叩き切るのに適しており、重いものが多くプロ向け |
中華包丁・茶缶・ボールのおすすめ商品 | ||
---|---|---|
神田作 中華包丁 K-6 480g | HG ST茶缶 100g | HG ST仕分穴明ボール 14cm |
神田作 中華包丁 K-7 600g | HG ST茶缶 500g | HG ST仕分ボール 20cm |
この記事を書いた人
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。
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