
環境に配慮し、プラスチックストローの使用を控え、紙ストローに切り替える動きが広がっています。
しかし、「時間が経つとふやけてしまう」「飲み物の味が変わってしまう」といった不満の声も少なくありません。
スターバックスでは、2025年1月23日に紙ストローの提供を廃止し、バイオマスプラスチック製のストローへ変更することを決定しました。
飲食店におけるストロー選びは、環境への配慮とお客様の使いやすさ、両方のバランスを考慮する必要があります。
「エコな素材のストローを使いたいけれど、どれを選べばいいのかわからない」
「お客様の満足度を高めるストローの探し方が知りたい」
この記事では、こうしたお悩み・ご要望を持つ方に向けて、ストローの素材や提供するメニューに合わせた選び方をご紹介します。
この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
ストロー選びのポイントは「素材」と「太さ」

ストロー選びで重要なポイントは、「素材」と「太さ」です。
環境に配慮したエコ素材と、耐久性や利便性に優れたプラスチック素材は、それぞれに長所と短所があります。
また、ストローの太さは提供するドリンクの種類に合わせて選ぶことが必要です。
例えば、アイスコーヒーなどのドリンクには細めのストローが適していますが、スムージーやタピオカドリンクには太めのストロー、かき氷にはスプーンストローが欠かせません。
お店のコンセプトや提供するメニューに応じて最適な素材を選ぶことで、お客様により満足度の高いサービスを提供できるでしょう。
ストローの素材
ストローには、環境への配慮を重視したものから、実用性を追求したものまで、多岐に渡る素材が用いられています。
どの素材を選ぶかは、お客様の満足度やお店のイメージを左右する重要な要素であり、各素材の特性を理解したうえで、お店に最適な選択をすることが求められます。
ここでは、それぞれの素材について詳しく解説していきます。
エコなストロー

バイオマスストロー
トウモロコシやサトウキビなどの「非可食部分」を活用した植物由来成分、または再生可能な素材を主原料とするストローです。
紙製ストローに比べて水に強いのが特徴です。
カラーバリエーションも豊富で、お店のイメージに合わせて選べます。
紙ストロー
環境への配慮から注目度が高まっているのが紙ストローです。
しかし、長時間飲み物に浸していると、水分を吸収してふやけたり、形が崩れたりすることがあります。
また、ドリンクを飲む際に、紙の味が気になるという人もいます。
竹ストロー
天然素材の竹を使用した竹ストローは、ナチュラルな風合いと高い耐水性が魅力です。
竹は非常に成長が早く、適切に管理された竹林では、定期的な伐採が森林の健全な成長を促します。
竹ストローを使用することは、森林保護にも貢献できる、地球に優しい選択といえるでしょう。
プラスチック製のストローが普及する以前は、飲料用のストローとして広く用いられていました。
近年、環境に優しい素材として再び注目を集めています。
麦の茎を乾燥させてつくられているため生分解性を持ち、自然な風合いが魅力です。
今回紹介したもの以外にも、PLA(でんぷんなどを原料とした植物由来のプラスチック)素材のストローなどがあります。
→詳しくは別記事「紙以外のエコな使い捨てストローは?素材紹介と選ぶポイントをご紹介します!」でも紹介しています。
安価で使いやすい! 定番プラスチックストロー

使い捨てストローの定番であるプラスチックストローは、安価で丈夫なためコストパフォーマンスに優れています。
カラーバリエーションが豊富なので、ドリンクのイメージに合わせた選択が可能です。
ストローの太さ
ストローの太さは、提供するドリンクに適したものを選ぶことが重要です。
広く使われているのは、ジュースやなどに使いやすい直径6mmのストローです。
ストローの太さを用途に合わせて適切に選ぶことで、ドリンクの飲みやすさが向上し、お客様にも満足していただけます。
ストローの直径 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
φ3.5mm | ・小さなボトルや紙パックなどの隙間に挿して使用するのに最適
・細く割れにくく、使いやすいサイズ |
・お子さま用ドリンク
・ジュース
・カクテル など |
φ4.5mm~φ6mm | ・最も多く流通しているサイズ ・一般的なサラサラとした飲料に最適
|
・アイスコーヒー
・ジュース など |
φ8mm | ・太めのサイズ
・シャーベット状の飲料におすすめ |
・スムージー
・シェイク など |
φ10mm〜 | ・より太めのサイズ
・固形物の入った飲料に最適 |
・タピオカドリンク
・果肉入りドリンク など |
用途別おすすめストロー
ここでは、用途別のおすすめストローをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
タピオカ用
かき氷用
スムージー・シェイク
まとめ
この記事では、環境意識の高まりとともに注目されるエコ素材ストローと、依然として需要の高いプラスチックストローについて、それぞれの特性と選び方を解説しました。
環境への配慮はもちろん、顧客満足度を高めるためには、ドリンクの種類やお店のコンセプトに合わせたストロー選びが不可欠です。
各素材の特性を理解し、最適なストローを選ぶことで、環境への配慮と顧客満足の両立を目指しましょう。
この記事を書いた人
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
2020年折兼に入社。
容器スタイルのキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!
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