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デザートカップの選び方とは?

カップに入ったコーヒーゼリー

この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。

デザートカップとは、プリン・ゼリーなどの洋菓子やあんみつといった和菓子に使われるカップ容器のことです。
特に透明な容器を指す場合が多いです。

デザートカップは単にスイーツの入れ物というだけでなく、色や形状を考慮して選ぶことで商品をより一層魅力的に演出し、売上アップにつなげることのできる大切な要素となり得ます。

事実、スイーツ自体のおいしさもさることながら、見た目のかわいらしさや面白さで話題を呼んでいる商品は数多くあります。

そこで今回は、スイーツ需要が拡大していく中、容器選びで失敗しないよう最低限押さえておきたいポイントを紹介します。

スイーツ市場が好調?押さえておきたいポイント


ショーケースの中のゼリーを指さす女性

コロナ禍からの回復基調を受け、観光客やインバウンド需要が高まりを見せる中、スイーツ市場、特に洋菓子市場は活況を呈しています。
ギフト需要が回復する一方で、物価上昇の影響から節約志向が強まり、自宅用スイーツの消費は堅調とはいえません。

今後もこの傾向は続いていく見通しのため「特別な日のための贅沢なデザート」に狙いを定めた商品開発が、将来的な売り上げアップの鍵となる可能性があります。

また、進化を遂げる和菓子にも注目です。
例えば洋素材やフルーツを使ったり、定番に創意工夫を加えたりして、今までにない華やかな見た目に仕上げた「ネオ和菓子」の人気が急上昇しています。 

定番商品の売上に伸び悩んでいるなら、素材や形にこだわった容器を採用し、自由な発想で商品開発に取り組んでみてはいかがでしょうか。
こうした取り組みが、現状を打開するポイントのひとつとなるかもしれません。

デザートカップの選び方


カラフルな寒天のスイーツ

おしゃれな形状で、思わず手に取りたくなる“映え”を重視

近年のトレンドとして、飲食店を選ぶ際、味はもちろんのこと、SNS映えを重視する傾向が顕著になっています。

特に女性は、魅力的な写真と共に感想をSNSにアップする傾向が見られます。
そこで意識したいのが、デザートカップの見た目。

以下の2点を意識することで、スイーツの魅力を最大限に引き出すことができます。

  • 透明度の高い容器を選ぶ

中身の見えるクリアな容器は、美しい層になったジュレやフルーツ、クリームなどを魅力的に演出し、彩り豊かなデザートとして見せることができます。

  • おしゃれな形状のものを選ぶ

丸みを帯びた可愛らしい形、スタイリッシュな四角形、個性的な多角形など、デザートカップの形は多種多様です。
お店の雰囲気や提供するデザートのコンセプトに合ったものを選ぶことで、より一層魅力が際立ちます。

具体例として、実際の容器を見てみましょう。


こちらの写真はフルーツ容器 COPNアクア八角9本体 シーピー化成を使用しています。
スイーツを作る際は見た目にもこだわるかと思います。
主役となるスイーツの見た目を邪魔しないシンプルさと、さらに映えさせる透明度・形を併せ持った容器を使うことが、SNS映えにも繋がります。

他のスイーツメニューでも、同様のことが言えます。


デザートカップ NS 71-130 (EX) 透明 リスパックを使用


フルーツ容器 ニュートカップ NT105-200B リスパックを使用

こんな容器を?!というものを使ってみるのもおすすめ

従来のデザートカップの枠にとらわれず、斬新なアイデアで専門カップ以外の容器を活用するのも効果的です。

和菓子の提供に、あえてタコ焼きなどに使われる「舟皿」を使うのもよいでしょう。
やわらかな風合いの白木が、季節の美しさを閉じ込めた和菓子の彩りを引き立てます。


木舟 ポプラ舟皿9号 5029 アサヒグリーンを使用

また、かき氷やパフェなどのテイクアウトで、あえてアイスドリンク用のプラコップを使っている店舗も多く存在します。
こうした容器は、ボリューム感の演出と持ち運びのしやすさを両立できます。

デザート容器を選ぶ際は固定観念にとらわれず、自由な発想で幅広いジャンルから自店舗のスイーツにぴったりの容器を探してみましょう。

デザートカップの材質をチェック!


桃のゼリー

デザートカップは材質によって耐熱性や透明度などの特性が異なるため、スイーツの種類に応じた製品を選ぶことが大切です。

例えば、プリンやチーズケーキのように、成形段階から容器を使用する場合、湯煎焼き可能な耐熱性の高い素材を選ぶ必要があります。
一方、盛り付けがメインであれば、耐熱性にこだわる必要はなく、透明度の高い素材を用いることで、コストを抑えつつ美しい仕上がりを実現できます。

また、紙素材はナチュラルな風合いのスイーツにぴったりですが、水分や油分が染み込まないようコーティング加工を施してあるものを選ぶことが重要です。
以下の表に、デザートカップに使われる主な材質とその特徴をまとめました。


材質 透明度 耐熱温度 電子レンジ 耐油性
PS(ポリスチレン) 高い 80~90℃
PP(ポリプロピレン) 低い 80~110℃
A-PET 高い 60℃ ×
無し △※ △※

※加工方法による

デザートカップの素材は、耐熱性や透明度のほか、コストや環境への配慮など、考慮すべき点がいくつかあります。
それぞれの素材の特徴を理解した上で、お店のオペレーションに合ったものを選びましょう。

デザートカップは蓋付きを選ぶべき?


カッティングボードにのったプリン

テイクアウトや冷蔵庫で保管する可能性がある場合は、乾燥やホコリを防ぐため、蓋つきのデザートカップがおすすめです。
一方、店内飲食用として、また、屋台やキッチンカーでの販売など、お客様がすぐに食べる場合は、蓋なしでも問題ありません。

蓋がなければ、よりダイナミックな盛り付けが可能になり、食欲をそそる演出ができるでしょう。
容器スタイルで扱う容器はほとんどが本体・蓋別売りのため、蓋を必要に応じて揃えられます。

テイクアウトの場合は持ち運び用のケーキ箱の準備もお忘れなく!


箱からカップケーキを取り出す様子

テイクアウト用のスイーツには、品質保持のため、保冷剤を入れたケーキ箱の用意も忘れずに行いましょう。
保冷剤ポケット付きのケーキ箱なら、効率的にスイーツを保冷できます。
また、持ち運びに便利な取っ手付きのタイプも販売されています。

デザートカップは100円ショップなどでも取り扱いがありますが、大量購入や、ケーキ箱、保冷剤、デザートスプーンなどもまとめて揃えたい場合は、「容器スタイル」など容器専門のオンラインショップの利用がおすすめです。
品揃えが豊富で、低価格で購入できる点が魅力です。

デザートカップのおすすめ商品

デザートカップ プリンカップ PP71-110 伊藤景パック産業


定番のシンプルなプリンカップ。
PP素材で耐熱温度110℃のため、湯煎や成型前の材料を流し入れることも可能です。

別売りの専用蓋は通常のフラットなタイプに加え、デコレーションをつぶさず提供できるドーム型のタイプも選べます。

デザートカップ プリンカップ PP71-110 伊藤景パック産業

デザートカップ RC80-185(GP) 透明 リスパック


シンプルながらも、ゆるやかにカーブした描く側面がおしゃれなデザートカップ。

プリンやゼリー、パンナコッタなど、幅広いデザートに利用できる汎用性の高いデザインが魅力です。

別売りの専用蓋は、通常タイプと、環境に配慮したバイオプラスチックを使用したエコタイプから選べます。

デザートカップ RC80-185(GP) 透明 リスパック

デザートカップ MRチョウカク140 透明 リスパック


デザートカップ MRチョウカク140 透明 リスパック

透明度が高く、耐衝撃性に優れたデザートカップ。

スタイリッシュな長方形は、色鮮やかなスイーツの断面を引き立てます。
層を重ねるパフェやゼリーなどに特におすすめです。

別売りの専用蓋は高さのあるタイプなので、テイクアウト時にもスイーツをつぶさず、美しく保ちます。

デザートカップ MRチョウカク140 透明 リスパック

まとめ

デザートカップは、単なる容器ではなく、お店の個性を演出し、顧客に特別な体験を提供するための重要なツールでもあります。
素材や形状、蓋の有無などを考慮することで、スイーツの魅力を最大限に引き出すことができます。

今回の内容を参考に、幅広いラインナップの中からお客様の心を掴む、魅力的なデザートカップを見つけてください。



この記事を書いた人

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

2020年折兼に入社。
リテールサポート事業部にてキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!

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