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養生テープとは?混同されやすいガムテープやクラフトテープ、布テープとの違いについてもご紹介!

養生テープ

この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。

工事や建設現場で、また引っ越し作業や梱包する際に活躍するのが養生テープです。養生テープに似ているものとして、ガムテープクラフトテープ布テープなどがあります。用途に応じたテープを選びたい方のために、それぞれのテープの特徴や主な用途を紹介します。容器スタイルが厳選した養生テープのおすすめ商品も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


養生テープとは


養生テープ

養生テープの概要や特徴、素材別の用途について解説します。

そもそも養生とはどういう意味?

養生テープとは、工事や引っ越し作業などで壁面などの破損防止などに活用されるテープのことです。

養生テープの「養生」は、一般的に健康に留意する意味で使用されています。そこから解釈が広がり、建設用語として「壁面や建材を保護する」という意味で使われるようになりました。たとえばコンクリートが固まるように保護すること、工事や塗装、引っ越し作業で壁面や床に塗料や汚れ、傷が付かないように保護することを「養生する」と言います。

養生テープの特徴

養生テープには、ポリエチレン素材紙素材の2種類があります。 それぞれの素材の特徴を活かした用途で使用されています。

ポリエチレン素材の養生テープの特徴と主な用途

一般的にイメージされる養生テープが、ポリエチレン素材の養生テープではないでしょうか。ポリエチレン素材には、以下の特徴があります。

  • 使用後にはがしやすい
  • 手でまっすぐ切れるため、使用する量に応じて切りやすい
  • ペンでテープの上から文字が書ける
  • 目立つ色を採用しているものが多く、テープのはがし忘れを防止できる
  • 短時間の使用なら、はがしても糊が接着面に残りにくい
  • 接着面の素材(木材、大理石、塩ビ)によっては、糊が残ったり表面がはがれたりする可能性がある

これらの特徴をふまえて、ポリエチレン素材の養生テープは以下の用途で使用されています。

  • 工事や作業現場での養生シートの固定
  • 引っ越しなど大きな荷物や家具を搬入するときの壁や床の傷防止
  • 家具運搬時の引き出しの飛び出し防止
  • 荷物の梱包材として
  • 箱の中身の目印やふせんとして
  • 台風や暴風時のガラスの飛散防止
  • コード類の巻き止め
  • ポスターなど大きめの掲示物の固定

紙素材の養生テープの特徴と主な用途

紙素材の養生テープは、一部マスキングテープと表記されていることもあります。紙素材の養生テープの特徴は以下の通りです。

  • 接着面に跡が残りにくい
  • 使用後にはがしやすい
  • テープ幅に細いものがあり、こまかいところに使用しやすい
  • 粘着力が弱い
  • 水濡れや湿気に弱い

これらの特徴をふまえて、紙素材の養生テープは以下の用途で使用されています。

  • 仮止め
  • ラッピングや梱包材として
  • 賃貸住宅などの壁や床の傷や汚れ防止
  • 小さい掲示物の固定

以上の特徴から、ポリエチレン製の養生テープは「長時間貼るときやしっかり貼り付けたいとき」「水回りや屋外で使うとき」に向いており、紙素材の養生テープは「短時間貼るとき(すぐにはがすとき)」「接着面に跡を残したくないとき」に向いています。

養生テープとガムテープ、布テープ、クラフトテープの違い


物の固定や梱包には、養生テープのほかにガムテープ布テープクラフトテープが使用されています。養生テープとの違いをふまえた、各テープの特徴と主な用途を解説します。

ガムテープの特徴と主な用途

一般的に「ガムテープ」とは、後ほど解説する布テープやクラフトテープをまとめた総称として使われていますが、実は間違いです。本来ガムテープは、水に濡らして粘着力を出し使用するテープのことを指します。

ガムテープはクラフト紙の片面に水溶性の糊を塗って乾燥させ細く切ったテープで、使用するときには切手のように粘着面を濡らします。元々アメリカでGummed Kraft Paper Tape(通称Gummed Tape)と呼ばれていたため、日本でもガムテープと呼ばれるようになりました。

この本来のガムテープは水に濡らして使用する、粘着力が低いといった特徴から、一般的にはあまり使われなくなりました。ただし近年ではコスト面や環境面の配慮から、大量の段ボール梱包でガムテープを活用する企業もあります。

布テープの特徴と主な用途

布テープは「スフモフ」と呼ばれる布を使った基材に粘着剤を塗って作られたテープです。熱をかけながら練ったゴムを粘着剤の主成分としているため柔軟性が高いことから、以下の特徴を持っています。

  • ハサミやカッターなどを使わなくても手でまっすぐ切れる
  • 寒い環境下でも粘着力が高い
  • 接着面がでこぼこしていても粘着力が強い
  • 重ね貼りができる
  • テープの上から油性ペンで文字が書ける
  • 粘着剤に塗料を使用していないため臭いが少ない
  • テープのカラーバリエーションが豊富
  • 耐水性がある
  • 熱に弱く高温下だとはがれやすい
  • 他のテープよりも重い
  • 他のテープよりも価格が高い
  • OPPテープよりも基材が裂けやすい

布テープは手でちぎりやすい、いろいろな接着面に使える、ペンで文字が書けるといった特徴から梱包をはじめとした幅広い用途で使用されています。

おすすめの養生テープ

「容器スタイル」がおすすめする養生テープを2つ紹介します。

ベーシックなポリエチレン素材の養生テープ

養生テープ フィルムクロステープライトNo187 緑 50×25 ニチバン


基材にポリエチレンクロスを使用した、ベーシックなタイプの養生テープです。素材がしなやかなので手で切りやすく、テープ切断時の糸くずも発生しにくいため、工事や作業現場の養生作業の固定や仮止めの用途に向いています。

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紙素材の養生テープ。仮止め用に。

養生テープ かりとめテープ No.207 15×50 緑 ニチバン


和紙を素材にした養生テープです。手で切りやすく糊残りが少ないので、指示書や伝票などの帳簿類の仮止め用テープとして使いやすいという特徴を持っています。緑、白、黄、赤、青とカラーバリエーションも豊富です。

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まとめ
養生テープの素材ごとの特徴や用途、養生テープと似たガムテープ、布テープ、クラフトテープの特徴と用途について解説しました。それぞれのテープによって粘着力やはがしやすさ、切りやすさ、重量、価格などが異なります。用途に応じて適切なテープを選びましょう。容器スタイルでは、養生テープをはじめ用途に応じたさまざまなテープを取り扱っております。ぜひご利用ください。



この記事を書いた人

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。

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