ファルカタ材は別名をバタイ、モルッカンソウ、センゴンラウトとも呼ばれるマメ科の植物(広葉樹)です。
ファルカタ材の特徴は様々ありますが、実はファルカタはマメ科の植物ですので木というよりは草。
しっかりした木にしか見えないのに草なんて衝撃ですよね!
成長速度が早いという特徴をもち、東南アジアを中心に植林されています。
植林の背景にはこのような理由があり、ファルカタ材は世界に出回っています。
そんなファルカタ材について、それを使用した容器についてお伝えします。
ファルカタ材とはDIYでもよく使われていて、とても扱いやすく加工しやすい人気の木材です。
また、通常の木々よりも軽く加工のしやすさから、ホ-ムセンタ-の「木材販売」などで見かけます。
古くからある、日本の「桐」に似ています。
建具屋さんでは、小口の引き出しにも製造されています。
加工のしやすさと、見栄えする高級感などから「おせち箱」などにも採用されています。
この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
ファルカタ材の特長
ファルカタ材の特徴について順番に見ていきましょう。
①軽量
ファルカタ材の1つ目の特徴は、軽いことです。
ファルカタ材の比重(g/㎡)は0.37、スギ(0.38)ヒノキ(0.41)より軽い為、持ち運びや加工作業にも非常に楽です。
合板の中では、ファルカタ材の合板が最も軽いので、引き出しや小物入れなどに使われやすいのです。
桐の代わりに使われやすいのは見た目以外に、軽いという特徴が共通しているからとも言えます。
②加工のしやすさ
2つ目の特徴は加工がしやすいという点です。
ファルカタ材は軽く軟らかい木材なので、加工作業も容易です。
通常は木材を切る時にノコギリなどを使用しますが、ファルカタ材は厚みによってはカッターでも切れるほど軟らかいのです。
③仕上がりがきれい
3つ目の特徴は、見た目がきれいに仕上がることです。
ファルカタ材は合板や集成材が多いので切断面がザラザラしがちですが、紙ヤスリをかければ綺麗に仕上がります。
白が基調のファルカタ材は、塗装してもきれいに色付けができます。
また、見た目が桐によく似ており高級感があるため、桐の代わりにタンスの引き出しなどに使用されています。
④エコな素材
ファルカタ材が優れているポイントの一つに、エコ素材としての一面があります。
ファルカタ材の成長は他の木々よりとても早く、通常5~7年ほどで伐採されます。
成長の段階ではCO₂(二酸化炭素)の吸収が早いのですが、成長が一段落したファルカタ材は年数の経過とともにCO₂の吸収が鈍化していきます。
CO₂の吸収が鈍化したファルカタ材を伐採し、新たにファルカタ材を植林することでCO₂の削減に繋がります。
もうひとつの特徴は、土に還りやすい性質です。
通常の木材は燃やして処分されたりしますが、ファルカタ材は地面に埋めてしまうだけでも良いのです。
焼却による余分なCO₂排出を削減することができるのです。
以上のようなことから、ファルカタ材は環境にやさしい木材として注目されています。
容器スタイルのファルカタ容器
折りたたみ式でコンパクトな木製容器
従来の木製折箱は、包装形態が積み重ねの梱包方法しかなく、かさばるのが難点でした。
また、木製折箱を縛ってある紐をほどくと袋の中でバラバラになり、収納には少し不便な点もあります。
容器スタイルのファルカタ容器の特徴は、本体が折りたたみ式でコンパクトなつくりにしてあることです。
ストックスペ-スが1/5程度(※一部の商品)になる場合もあり、
在庫の保管場所スペ-スがないような施設の店舗やキッチンカ-で営業されている方には最適です。
また、使用時はワンタッチで組み立てられ作業性も抜群です!
※一部(円形・楕円形)の容器は折りたたみ式用ではありません。
機能性と使用用途
表面にグラシン紙を貼っており耐油・耐水性があります。
高級感があり和洋中様々な、お料理やお菓子・雑貨等で使用できます。
お寿司などで昔より使用されていた、お馴染みの「折箱」です。
今では、人気のある生キャラメルやチーズ・珍味のお土産用としても販売されています。
注意事項
※耐油・耐水加工をしていますが、場合により漏れることがあります。
※オーブンや直火では使用しないでください。
※熱湯は入れないでください。
ファルカタ木箱
ファルカタ材は材質が高級な桐に似ているので見た目にも高級感が漂います。
桐の代用材としても使用されており、ギフト品や贈り物の箱に最適です。
例えば「おせち箱」や「メロンの箱」、「お酒の箱」などで使われています。
いずれも高級感があり付加価値があふれるものです。
まとめ
エコなうえに高級感も出せるファルカタ容器。
お店のイメージアップ、ブランディングにも一役買ってくれる容器なことは間違いないのではないでしょうか。
ぜひお試しください。
この記事を書いた人
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)
2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。
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