この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
おせち料理に不可欠な「おせち飾り小物」。
おせち料理をさらに華やかに・美味しそうに見せるだけでなく、料理の取りやすさや、それぞれに縁起の良い意味も込められていることをご存知でしょうか?
今回はあまりフォーカスされることのない飾り小物について、意味や選び方を解説します。
おせちの需要が高まる年末年始に向けて、ぜひ飾り小物も一緒に準備してくださいね!
おせち飾り小物の種類と意味
扇飾り
扇を広げると「末広がり」の形になります。
先に向かって広がる様から、繁盛・開運の吉兆とされ、日本古来から縁起の良い形として愛されてきました。
水引
水引はご祝儀袋や贈答品の包み紙などにも使われており、目にすることが多いかと思います。
おせち料理では特に、
・ひもを引いて結ぶことから、人と人を結びつける
・魔除け
の意味から、縁起が良いとされています。
水引の結び方による意味の違いについては、こちらの記事で紹介しています。
▶結婚式やお葬式の際に使用する水引。結び目や色、本数の意味やシーン別の選び方について解説!
竹筒
黒豆やなますなど、汁気のある食材を入れることが多い竹筒。
隣り合う食材との味移り・色移りを防ぐ役割も持っています。
竹はまっすぐに伸びることや、成長が早いことから生命の象徴とされています。
また、地面にしっかり根を張り新芽を出す様子から、「子孫繁栄」の意味を持ち、縁起が良いとされています。
柚子窯
柚子は日が短くなる時期に黄色く色づくことから、太陽の力を宿すと考えられ、縁起が良いとされます。
竹筒と同様に、汁気のある黒豆などを入れるのに使うことが多いです。
柚子窯は柚子の皮を切って器代わりにしますが、忙しい繁忙期の手間を少しでも減らすため、使い捨て容器も販売されています。
南天串
飾り串は、食べる際の食材の取りやすさに大きく影響します。
特に南天をモチーフとした飾り串が使用されることが多く、「難を転ずる」という語呂か縁起物とされています。
獅子舞
獅子舞も厄払いの意味を持った縁起物です。
お正月に見かける獅子舞は人の頭を噛んでいるかと思いますが、その人についた邪気を食べる意味からです。
おせち料理よりも、ラッピング等、容器の外側で使用されることが多い印象です。
飾り葉
裏白(ウラジロ)、南天、松、菊、椿など様々な飾り葉は、おせちに彩を与えます。
例えばウラジロであれば、葉の裏が白いことから「裏も表もない、正直さ」を表し、松や菊は「長寿」の象徴と言われています。
また、笹は竹と同様成長が早く、まっすぐ伸びることから縁起が良いとされます。
器代わり・仕切りとして笹の葉を使うのも趣があるかもしれません。
飾り小物の選び方
縁起物を選ぶ
おせち飾りとして販売されているものはどれも縁起が良いものがモチーフになっています。
そこに込められた意味も加味しながら、お正月らしいおせち料理にしましょう。
また、例えばバランを使いたい場合は、下の写真のような笹の形をしたバランを選ぶのもひとつの選択肢です。
縁起が良い形のため、お正月の「めでたさ」を演出できます。
色味で選ぶ
おせち料理に使う食材は落ち着いた色味のものが多く、気づいたら全体的に茶色ばかりになってしまうこともあるかもしれません。
そういった場合に、色のある飾り小物が活躍します。
黄色の柚子窯や緑の飾り葉は入れるだけでアクセントになり、飾り串も南天モチーフや梅モチーフのものは赤の色味が入ってぐっと華やかさが増します。
食材の色はなかなか変えにくいですが、小鉢や飾りの色味は選択肢が豊富なので、完成した際の色味をイメージして選ぶことがおすすめです。
用途で選ぶ
少し汁気のあるものを入れたい場合は竹筒や柚子窯を、
味移り・色移りを防ぐために仕切りがほしい場合はバランや飾り葉を、
見栄えを良くしたい場合は水引や扇飾りを選ぶなど、どんな用途で使いたいかも大切です。
機能性も見ながら、自店舗で提供するおせちに合うものを選びましょう。
おせち料理をおしゃれに盛り付けるためのコツ
仕切り・小鉢を活用する
色移り・味移りを防ぎ、美味しく食べてもらうためにも仕切りや小鉢を最大限活用しましょう。
おせち料理は一品一品の量が少量のため、小鉢などの器があった方が高級感もあり、見た目も美しくなります。
仕切りや飾り葉については、上述した縁起物がモチーフになっているものを使用するとお正月感がアップします。
色のバランスを意識する
例えば赤や黄色など目立つ色の料理は離して入れると、彩のバランスが良くなります。
もし料理が茶色系ばかりになってしまう……という時は、上述したとおり色味のある飾り(扇、南天串、柚子窯など)を入れると見栄えが良くなります。
盛り付け時の基本を押さえる
- 1段に盛りつけるおせり料理の品数を奇数にする(陰陽五行の思想では奇数は陽の数字、偶数は陰の数字とされており、奇数は縁起が良いとされるため)
- 料理を十分に冷ましてから詰める
- 汁気のあるものは竹筒・柚子窯など小鉢に入れる
- 形が崩れにくいものから入れる
まとめ
おせちの主役は食材ですが、小物飾りがあるだけで食材を華やかに見せることができます。
縁起の良い意味を参考にしながら、お正月らしいおせち料理に仕上げてください!
この記事を書いた人
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
2020年折兼に入社。
容器スタイルのキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!
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