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冬の需要に!スープカップ容器の選び方【電子レンジ対応容器のオススメ商品紹介】

発泡容器に入ったスープ2つ

冬はスープやみそ汁、豚汁など、体の温まるメニューの需要が高まる季節です。
テイクアウトやデリバリーでも、お客様に「美味しい!」と喜んでいただき、リピートにつなげるには、容器選びが重要なポイントです。

そこで今回は、スープやみそ汁を提供する際に最適な使い捨て容器の選び方、そして電子レンジ対応容器を含むおすすめの商品をご紹介。
保温性、断熱性、持ち運びやすさなど、様々な観点から解説します。
購入の際の参考にしてみてくださいね!

この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。


使い捨てスープカップの選び方


スープを食べる男性の手元

お客様に温かいままスープや汁物を味わっていただくためには、「保温性・断熱性」「こぼれにくさ」「電子レンジ対応」の3つが容器選びのポイントになります。

それぞれのポイントについて解説します。

保温性・断熱性の高さ


気温が低くなる冬場は、持ち運んでいる間に料理やスープが冷めてしまうことも。
せっかくの温かいスープも、ぬるくなってしまっては美味しさが半減してしまいます。

そのため容器を選ぶ際は、熱を逃がさずアツアツの状態をキープする「保温性」と、容器の外側が熱くなりにくい「断熱性」がカギになります。

中身が冷めにくく、やけどの心配なく持ち運びできる素材には、プラスチックを特殊加工した発泡素材があります。

保温性と断熱性に優れた容器を選べば、お客様に「美味しい!」と喜んでもらえるだけでなく、お店への信頼感向上、ひいてはリピート率向上にも繋がるでしょう。

こぼれにくい(汁漏れしにくい)か


カレーが入った容器

せっかく温かいメニューを用意しても、容器から中身が漏れてしまえば、お客様の満足度は下がってしまいます。
豚汁やみそ汁、スープやカレーなど、テイクアウト時に汁漏れする危険があるメニューの容器を選ぶときは「嵌合 性(かんごうせい)」の高いものを選びましょう。

「嵌合」とは、食品容器業界で言う本体と蓋の「はめあい」のこと。
蓋がしっかりと閉まる容器を採用することで、中身が漏れてしまうのを防げます。

嵌合蓋には、はめ方の違う「内外嵌合蓋」「外嵌合蓋」「内嵌合蓋」の3種類があります。
それぞれのメリットとデメリットを解説しましょう。

内外篏合蓋


内外篏合イメージ

「内外嵌合蓋」は、容器本体の内側・外側両方にパチっとはまるタイプの蓋です。

円形容器では最も嵌合性が高く、汁漏れに強いため、豚汁やみそ汁、スープなど汁物の容器に最適です。

ただし、はめる際の作業性が低く、コストは高めです。
多少コストがかかっても、汁漏れしないようにしたい場合におすすめです。

外篏合蓋


外篏合イメージ

「外嵌合蓋」は、容器本体の外側にかぶせてはめるタイプの蓋で、お弁当や惣菜などの容器として幅広く使用されています。

作業性は高くコストも抑えられますが、嵌合性は低めで汁漏れしやすいため、使用するメニューによっては注意が必要です。

内篏合蓋


内篏合イメージ

「内嵌合蓋」は、容器本体の内側にはめ込むタイプの蓋です。

外嵌合蓋と比べて嵌合性が高く汁漏れしにくいため、カレーやシチュー、麺類など汁気の多いメニューに適しています。

さらに、内側から圧力を加える構造のため、外嵌合蓋より重ね置きに強く、作業効率の向上にもつながります。

その他、容器本体のねじ溝に回転してはめ込む「ねじ式蓋」も嵌合性が高い蓋です。
におい漏れの防止にも適しているため、キムチや漬物の容器としても広く活用されています。

電子レンジで温め直し可能か


レンジで食品を温める様子

使い捨てのスープカップは、商品によって「電子レンジでの温め直し可能か」かどうかが異なります。
そのため、提供するメニューに適した商品を選ぶことが重要です。

特にテイクアウトやデリバリーでは、お客様がいつお食事を召し上がるのかわからないことが多いもの。
冷めた料理をお客様が自分のタイミングで温め直せるかが大きなポイントになります。

電子レンジ対応の容器を使用すれば、食器に移し替える手間なくそのまま温め直すことができ、手軽に熱々の状態を再現できます。
また、食器を洗う必要がない点もお客様にとって大きなメリットになります。

温かいメニューの提供に電子レンジ対応容器を使用することで、利便性を向上させると同時に、顧客満足度を高め、リピーター獲得につなげましょう。

電子レンジで温め直しできるスープ容器の見分け方

使い捨て容器が電子レンジ対応の素材かどうかを、見分けるポイントを紹介します。

まずは、容器の側面や裏側に記載された表記を確認してください。
容器の素材がPP(ポリプロピレン)であれば電子レンジ対応可能、PS(ポリスチレン)の場合は電子レンジ不対応と覚えておくとよいでしょう。
耐熱性の詳細についてさらに詳しい情報が必要な場合は、購入元に問い合わせるか、メーカーの公式サイトを確認することをおすすめします。

以下に、電子レンジ対応・非対応の素材とその特徴を表にまとめました。

  • 加熱できる素材

素材 特徴
PP(ポリプロピレン) 110〜130度まで耐えられる。
PPF素材(フィラー入りポリプロピレン) PPにタルクなど無機物を配合し、130度まで耐えられる。
CT素材 PPとタルクが配合されており、油と熱に強く130度まで耐えられる。断熱性は高くない。
MFP素材(マルチFP) 耐熱温度は110度、耐寒温度は-40度のため冷凍も可能。
MSD素材(マルチSD) マルチFPを改良した非発泡タイプの素材。成形性に優れ、110度まで耐えられる。
RF素材(発泡ポリプロピレン) PP素材を発泡させてつくられた素材。130度まで耐えられ、耐寒性も合わせ持つ。
耐寒BF素材(低発泡ポリスチレン) 耐熱性・耐油性・断熱性に優れた素材。耐熱温度は105度まで。
  • 加熱できない素材

素材 特徴
PS(ポリスチレン) 耐熱温度は70~90度まで。熱に強いタイプのポリスチレンでも耐熱温度は100度程度。
金属 加熱の際、火花が出たり放電したりして、電子レンジの故障を招く。金属の絵柄が入った容器や、アルミカップも同様。
漆器 ビビが入ったり割れたりする可能性があるため危険。
非耐熱ガラス 耐熱性のあるガラス以外は加熱不可。溶けたり割れたりする危険がある。

容器スタイルで容器を探される場合は、「レンジ対応」と記載があるものをお選びください。
左側のメニューから、レンジ対応商品のみに絞り込むことも可能です。


容器スタイルレンジ対応フラグ

ただし、本体が電子レンジ対応でも、蓋は電子レンジに対応していない場合があるため、注意が必要です。
電子レンジ非対応の蓋をつけたまま加熱すると、蓋が溶けたり縮んだりする恐れがありますので、必ずお客様には、電子レンジを使用する際は蓋を外すようお伝えください。

人気のスープカップ5選

スープ容器 NFピッタ15 黒 本体 シーピー化成


保温性・断熱性に優れ、手に馴染みやすい新素材を使用した使い捨てスープカップです。

蓋(別売)をしたまま電子レンジを使用でき、レンジ直後に容器を持っても熱くなりません。

嵌合性が高い内嵌合蓋を採用しているため、みそ汁やシチューなど、こぼれやすいメニューでも安心してお使いいただけます。

スープ容器 NFピッタ15 黒 本体 シーピー化成

スープ容器 ホット ほっこり 145-60B 白 リスパック


本体は耐熱性発泡素材を使用しており、熱々のメニューを入れても容器が熱くなりにくいため、持ちやすいことが特長です。

飲み口は飲みやすい丸型で、側面は手にフィットしやすい丸角形状です。

スープやみそ汁、豚汁などの汁物のほか、おでんや個食鍋、汁気の多い中華惣菜にも適しています。

別売りの蓋は嵌合性の高い内嵌合蓋のため、汁気の多いメニューのテイクアウトやデリバリーにも最適です。

スープ容器 ホット ほっこり 145-60B 白 リスパック

麺容器 バイオデリカ NB186-1B 黒 リスパック


麺類やおでん、シチューなどを提供するのにぴったりの鍋形状の使い捨て容器です。

黒色の容器は、料理を引き立て本格的な雰囲気を演出します。

電子レンジ対応なので、お客様の好きなタイミングで手軽に温め直せます。

麺容器 バイオデリカ NB186-1B 黒 リスパック

スープ容器 KD-190浅 耐熱黒まきえ内赤(50) 青葉紙業


スープ容器 KD-190浅 耐熱黒まきえ内赤(50) 青葉紙業

保温性・断熱性に優れた、昔ながらの手に持っても熱くない高発泡容器です。

直径19cm、容量970ccほどで、スープ容器の中では少し大きめサイズになります。

内嵌合蓋(別売り)を採用することで、汁漏れしにくく持ち運びもしやすい仕様になっています。

スープ容器 KD-190浅 耐熱黒まきえ内赤(50) 青葉紙業

スープ容器 KMP丸カップ110-400 本体 ホワイト ケーピープラテック


少し小さめのサイズ感で、スープや副菜にぴったりの使い捨て容器です。
シンプルなので、どんな料理でも入れやすく使い勝手が良いものになります。

パルプモールド製のスープカップで、特殊モールド製法により両面が滑らで、紙粉が出にくいのが特徴です。

内側にはPETラミネート加工が施されており、耐油性・防水性に優れ、電子レンジにも対応しています。

スープ容器 KMP丸カップ110-400 本体 ホワイト ケーピープラテック

まとめ

今回は、スープやみそ汁を提供する際に最適な使い捨て容器の選び方と、おすすめの商品をご紹介しました。

使い捨てのスープカップは、お店の「温かさ」と「こだわり」をお客様に伝える大切なアイテムです。
「保温性・断熱性」「こぼれにくさ」「電子レンジ対応」など、お客様の期待に応える適切な容器を選ぶことで、メニューの魅力を最大限に引き立てることができます。

今回ご紹介した内容を参考にして、お客様のニーズにぴったり合った容器を、豊富なラインナップの中からお選びください。



この記事を書いた人

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

2020年折兼に入社。
容器スタイルのキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!

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