秋の行楽
この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
秋って四季を通じていちばん過ごしやすい季節です。
この季節には青空はきれいに澄んでいて、木々やまわりの草花もきれいに色づいています。
そんな季節だからお弁当を持ってどこかにお出かけしたくなりますよね!
秋の「栗」や「松茸」などの旬の食べ物が入ったゴージャスなお弁当や、持ち運びに便利な「おにぎり」や「サンドイッチ」の軽食も気分を盛り上げてくれます。
そんな気分にさせてくれる行楽弁当にぴったりな容器をご紹介させていただきます。
お弁当
秋は、どこか行楽気分が盛り上がる季節です!
江戸時代には紅葉狩りが行楽として地位が確立されていたという記録もあり、自然を楽しむ姿は今も昔も変わらないことが分かりますよね。
行楽とお弁当は関わりが深く、お弁当による食事も味わいの楽しみのひとつです。
私たち日本人は旬な食材を使うことで、季節感じることができますよね!
お弁当の中身も、紅葉の形に人参をカットしたり、あるいはきのこを炊き込みごはんにしたりと季節感を大切にしています。
容器や飾り物でも秋の表現をしたりしてウキウキ感の演出ができます。
お弁当にも種類があり、少し説明させていただきます。
幕の内弁当
幕の内弁当の元となったのは武士階級の中で使われていた「本膳料理」であると言われています。
本膳料理とは、行事や儀式の時に提供する料理のことで、一品ずつ順番に出す懐石料理のようではなく、すべての料理をお膳に乗せて一度に出すのが特徴です。
江戸時代に役者が芝居を行っている小屋で芝居の幕と幕の間(幕の上がっていない休憩時間)にお弁当を食べたことから幕の内弁当と呼ばれるようになりましたとか。
食べる合間に能を鑑賞することもあったなど、名前の由来には諸説あります。
松花堂弁当
「松花堂弁当」は、4つに仕切られているため、それぞれの升の中に小さな器を入れることで、温かいものや冷たいもの、汁気のあるものなど、異なる料理を入れることができます。
料理人も器ごとに分業で料理を作ることができ、お弁当形式なので配膳が早くできることなどもメリットです。
その後、茶会の仕出し弁当などとしても使われるようになり、しだいに茶道の精神を盛り込んだもてなし料理へと発展させたのが「松花堂弁当」です。
「手軽に食べられる」印象のある幕の内弁当や割子弁当に比べ、松花堂弁当は懐石料理の流れを汲んだお料理です。
割子弁当
本来、幕の内弁当と割子弁当も似ているようでジャンルでは別ものです。
大きく違うのが、割子弁当には幕の内弁当には入らない「刺身」の生物が入ることが多く、料理内容にも違いが見受けられます。
ただ、幕の内弁当と区別がつかない事があり、単純に「呼び名の違い」であることもあるようです。
軽食(おにぎり・サンドイッチ)
おにぎり
作るよりコンビニ等で購入するのが一般的になったおにぎりですが。古くは弥生時代から食べられていたとされます。
おにぎりの名の由来は、魔除けの意味が込められた「鬼斬り」である、という説があるようです。
戦国時代、保存性の高かった蒸した米を干したものを、糒(ほしいい)と言い、餅などとともに兵士の食糧として普及しました。
おにぎりもこの頃から普及し、携帯のしやすさや器などがいらないことから、次第におにぎりが戦の食糧として重宝されました。
海苔付きのおにぎりは、米粒が手につかないという利点があります。
栄養面でも、おにぎりの中に具材を入れることでおかずも取り入れることができ、さらに海苔にも栄養があります。
今日でもおにぎりが愛されている理由です。
地域の違いにより同じ食材でも形や太さなど違いが表れています。
例えば、「お雑煮に入れる餅」や「うどん・きしめん」などです。
実はおにぎりも地域によって形が違う食べ物となっています!
- 三角型 (関東)
昔から、山々に神が宿ると言われていることから、神の力を授かるために、お米を三角に形どったものにしたそうです。
コンビニの普及によりおにぎりの形状が三角が一般的になったのは、陳列しやすいからという理由です。
- 俵形 (関西)
関西地方で俵形が多い理由として、芝居を見る人が食べやすくした形状で、俵形のおにぎりの利点は、お弁当箱の中に入りやすく箸でも取り出しやすくなっています。
また、関西地方では、おにぎりに「味付け海苔」が使用させれることもあり、味付け海苔が巻きやすいことから俵形が普及したといわれています。
- 円盤型 (東北)
東北地方で円盤形の形状が多い理由として、葉で包みやすく持ち運びにも便利で保温にも優れているからです。
また、東北は日本の中でも寒い地域ということもあり、おにぎりが冷めるので焼きおにぎりをする家庭が多く、火がとおりやすい円盤型にしたとが発祥とされています。
- 丸型 (九州)
九州地方で、丸形が多い理由として、農家の人たちが農作業で忙しい中、シンプルな作り方で握られる丸型が広まったと言われています。
サンドイッチ
サンドイッチという言葉が使われるようになったのは15~16世紀頃のヨーロッパからでした。
18世紀後半、イギリスで普及したサンドイッチは、イギリスからヨーロッパ各国へと広がっていきます。
食べやすい・作るのが簡単・携帯できるという利点が評価され、欧米であっという間に普及していったそうです。
日本には、明治初期にイギリス人より伝えられ、明治時代に駅弁として販売されました。
サンドイッチと呼ばれて食べられているものは、「パンの間に具材を挟みこんだ」形状のものが一般的です。
種類もいくつかあり代表的ものを紹介します。
- クローズド・サンドイッチ
2枚のパンに具材を挟んだ普通のサンドイッチ。
- オープン・サンドイッチ
パンの上に具材をのせたもので挟まれたり包まれたりしていないタイプです。
- デッカー・サンドイッチ
パン3枚に具材を2層に挟んだダブルデッカーと、パン4枚に具材を3層に挟んだスリーデッカーなどです。
- クラブサンドイッチ・クラブハウスサンドイッチ
トーストしたパンに、デッカーサンドのパン3枚に具材を2層に挟んだものです。
- ホット・サンドイッチ
温かいサンドイッチの総称で、『ホットサンド』と呼ばれています。
ハンバーガーやホットドッグが代表的なものです。
- ロール・サンドイッチ
ロールサンドイッチは名前から想像がつく通とおり、具材と生地を巻いたタイプの料理を指します。
温かい飲み物
ス-プ
スープの効果
じっくり煮込むことで、野菜・肉・魚介類のすべてが柔らかくなり、食材から溶け出した「栄養価の高い」スープになります。
柔らかくなった食材は、「うまみ」が加わり美味しくいただけます。
スープにすることでさまざまな栄養が、胃や腸に負担をかけることのない消化のよい状態になり、スムーズに体内に吸収されやすくなります。
食欲のないときなどは、液状のスープなので取り入れやすく、胃腸の弱い方にもとてもやさしい飲み物です。
特に温かいスープは体を温めてくる効果もあり、涼しくなる季節にはピッタリです。
スープの代表的な種類
- 味噌汁(みそしる)
日本を代表する汁物、発酵食品の味噌と野菜や豆腐、魚介類などの入れたスープ仕立ての料理。
- コーンポタージュ
ビタミンB1・B2・E・リノール酸・食物繊維・カルシウム・マグネシウムなど重要な栄養素がたくさんあります。
- オニオングラタンスープ
玉ねぎには、血栓を溶かし、血液をサラサラにしてくれる成分が多く含まれています。
- ミネストローネ
中性脂肪やコレステロールを下げることで、体内の老廃物を排出してくれるので、血行が良くなり代謝もアップ。
- クラムチャウダー
あさりには鉄・ビタミンB12・ミネラルなど健康維持に大切な栄養素がたっぷりと含まれています。
コーヒー
コーヒーの歴史
コ-ヒーは、今や世界で最も飲まれている飲料の一つとなっていますが、その歴史は古く、コーヒーが誕生したきっかけが意外なものでした。
そのきっかけになったのは、アフリカにある修道院で夜中に儀式を行う修行があり、僧侶達は眠気と戦う日々でした。
ある僧侶が、羊飼いの少年から赤い実のはをもらって食べた羊が夜中でも騒がしく、元気に溢れていたことを知り、僧侶が試しに食べたところ、夜中でも眠気が解消することを知ったそうです。
このことから、眠らない「赤い実」が、修道院での修行時には重要な役割を果たすようになりました。
これが、コーヒーのはじまりとなりました。
コーヒーの効果
コーヒーには、健康面でも様々な効果が期待されている飲み物として知られていますが、その一番の効果がリラックス効果です。
コーヒーを淹れた際の、とても良い香りが気持ちをリラックスさせてくれます。
香りのほかに、コーヒーの特性である苦味と酸味も精神的ストレスを解消してくれるのです。
まとめ
暑い夏が過ぎた後に訪れる秋の季節は非常に過ごしやすい季節です。
このような季節は新鮮な空気を吸いにお弁当を持って、外に出かけてみるのがおすすめ。
この頃になると、落葉樹が黄色に染まったり真っ赤な紅葉を眺めることができます。
お子様がいる家庭では、遊具がある公園や広場へピクニック気分でお子様と一緒に楽しむことができます。
少しヒンヤリしたときには行楽地などでの温かい飲み物の提供はうれしいものです。
秋を楽しむ方が増える季節に、ぜひお役立てください。
この記事を書いた人
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
松井 誠一郎(まつい せいいちろう)
2020年折兼に入社。
EC事業部にてキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!
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