この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
おしぼりは日本人にとって身近な生活雑貨の一つであり、場所やタイミングを問わず頻繁に見かけます。普段から何気なく手に取っているものですが、その由来や種類について詳しく知っている方は多くないのではないでしょうか。
ここでは、おしぼりの用途や種類といった基礎知識、基本的なたたみ方などについて解説します。また、業務用紙おしぼりのおすすめ商品をピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
おしぼりはどのような場面で使用されるのか?
おしぼりはおもに、レストランや居酒屋といった飲食店、もしくは美容系のサロンなどでお客様に対して提供されているものです。食事前に手を拭いたり、腰を落ち着けて顔を拭いたりする目的で使われています。
おしぼりの歴史はかなり古く、およそ1300年以上前に書かれた日本最古の歴史書「古事記」でも言及されているほどです。江戸時代には旅籠(はたご)と呼ばれる宿屋がたくさん存在していましたが、おしぼりという言葉はここから生まれたといわれています。旅籠の玄関先には、お客様が手足を拭けるように桶と手拭いが置かれており、手拭いをしぼって水を切る行為が語源となって、「おしぼり」と呼ばれるようになったとされているのです。
その後、日本の発展とともにおしぼりも進化を遂げています。昭和30年頃には「貸しおしぼり」のサービスが開始し、昭和35年頃になると「おしぼり包装機」が普及し始めたため、より身近な生活雑貨として活用されるようになりました。
さらに、昭和50年代には使い捨てタイプの「紙おしぼり」も登場しました。こちらも、現在はコンビニやファーストフードを中心に幅広く提供されているため、日本人にとって馴染み深いといえるでしょう。
おしぼりの種類
おしぼりの種類は「布おしぼり」と「紙おしぼり(不織布おしぼり)」に、大きく分けられます。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるので、種類別に見ていきましょう。
布おしぼり
「布おしぼり」は昔から飲食店などで提供されている、文字どおり布を使ったおしぼりです。「紙おしぼり」より高級で品質も優れているイメージがあり、格式やブランドを重視する店舗での利用に向いています。また、素材や色にこだわったおしぼりを選べるため、おもてなしのスタイルを工夫しやすいメリットもあります。
その反面、一般的には貸しおしぼり業者経由で利用することから、紙おしぼりよりコストが高騰しやすい点、発注・回収の手続きを要する点がデメリットとして挙げられます。業者ではなく自力で用意する手もありますが、洗濯の手間やコストがかかってしまうため、どちらにせよデメリットは避けられません。
紙おしぼり(不織布おしぼり)
「紙おしぼり」は湿らせた紙製のおしぼりを折りたたむ、もしくはロール状に巻いてから袋に入れて密封したものです。一度きりの使い捨てタイプなので、布おしぼりより衛生的で、コストも抑えやすくなっています。コンパクトでかさばりにくく、大量にストックしやすいこともメリットです。
紙おしぼりの一種に「不織布おしぼり」というものもあります。耐久性が高く破れにくいため、こちらを導入している店舗も少なくありません。
ただし、布おしぼりと比べると高級感に欠けるため、店舗によっては合わないケースもあるでしょう。また、すぐに使える状態で密封されていますが、あまり長く保存しすぎると乾燥してしまう点に注意が必要です。
なお、紙おしぼりにも厚手のタイプ、カフェと相性の良い未晒しタイプなどがあります。布おしぼりほどではなくとも、高級感やスタイルをアピールできるため、選択肢として検討してみるのとよいでしょう。
おしぼりの基本的なたたみ方
おしぼりをお客様に提供する場合の、正しいたたみ方も知っておきましょう。
- 濡らしたおしぼりを固く絞って水気を切る
⇒順手と逆手でおしぼりを持ってねじる「縦絞り」で絞ると、水気をしっかり切れます。 - おしぼりを広げたうえで、自分から見てひし形に見えるように置く
- 手前の角が対角のやや手前側に来るよう、おしぼりを二つ折りにする
⇒角同士をくっつけず、三角形が2つ重なった状態にします。 - 右側の角を左に向けて折る
⇒紙を三つ折りにするイメージで、三分の一ほど折ります。 - 左側の角を右に向けて折る
⇒角同士をきれいに合わせる必要はありません。 - 手前から先の尖ったほうに向けて、くるくる巻いて完成
⇒ロールが崩れないよう固く巻きましょう。
おすすめの紙おしぼり4選を紹介!
最後に容器スタイルで販売している、おす
最後に容器スタイルで販売している、おすすめの紙おしぼりを紹介します。
PS業務用不織布おしぼり レギュラー平
オーソドックスな純白の紙おしぼりです。しっかり拭ける不織布タイプなので、テイクアウトを行なう飲食店などに向いています。
高級不織布おしぼり HCタイムリー ホワイト
ふっくらとした肌触りの良い厚手の不織布おしぼりで、料亭での提供や高級弁当のおしぼりとしておすすめの商品です。
おしぼり平型 未晒無地23【weeco】
未晒しタイプの紙おしぼりです。ナチュラルな色合いで、喫茶店やカフェの雰囲気とピッタリ合うでしょう。
RTタイムリー 無地
ソフトタッチの肌触りが特徴的な紙おしぼりです。厚手で耐久性が高く、紙おしぼりに匹敵するクオリティを持っています。
まとめ
おしぼりは普段から何気なく使われていますが、種類や材質について注目されることはあまりないでしょう。しかし、おしぼりにもメリット・デメリットや向き不向きがあるので、知識を身に付けておいて損はありません。
店舗の雰囲気やタイミングに合ったおしぼりを提供すれば、お客様に好印象を与えられ、結果として売上アップや評判アップにつながる可能性があります。
今回紹介したおしぼりを参考にしながら、店舗に適したものを選びましょう。
この記事を書いた人
松井 誠一郎
松井 誠一郎
2020年折兼に入社。
EC事業部にてキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!
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