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【厨房内・フロアなど場所別】お掃除道具の紹介

掃除道具

この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。


お店の清掃とは

お店が清潔さを継続的に保つことは、お店にとっても、お客様にとっても重要なことです。

お店側での清掃管理により、お客様の評価はいかがでしょうか?

お客さんが飲食店を選ぶポイントの一つが、“清潔感”。

いくら美味しい料理や素晴らしいサービスを提供していても、店内が汚れていた理由により来店されないこともあります。

店内清掃の徹底は、飲食店において基本中の基本であり、繁盛店への布石ではないでしょうか?

『 清潔=安心・安全 』を生むことにより、感染防止対策にもつながります。

清掃箇所も、「厨房」と「客席」に大きく分けられそれぞれに応じた清掃ポイントや清掃道具を紹介します。

この機会にお店の清掃を見直して、お店をキレイにしてお客様を迎え入れしませんか。  

厨房内


厨房内

厨房清掃で大事なことは、見た目が「キレイに見えるから問題ない」というものではありません。

害虫・小動物や細菌による感染・繁殖防止につながるレベルまで実践していることで、安心につながります。

厨房内は料理を調理する大切な場所です。

厨房が不衛生な状態であると、従業員にとっては不快に感じる職場で、満足する美味しい料理を提供するにも影響を受けてしまうのではないでしょうか?

さらに、不衛生のままの厨房は、飲食店であるならば絶対に避けなければならない“食中毒”のリスクを高めてしまう心配もあり、厨房がお客さんから見えない飲食店も多いですが、食べ物を扱う場ということを忘れてはいけません。

厨房がお客さんから見えないお店でも清掃を徹底するという意識をスタッフ全員が持つようにしましょう。

掃除のポイントが分かってくれば、店内を清潔に維持しやすくなります。

「働きやすい環境」「食材が常に新鮮」などプラス評価が増えるとお店にとってもモチベーションがアップします。

ガスレンジ・オーブン・換気扇


特に、汚れが集中場所です。

調理の時に飛び散る油や油煙の汚れで、ガスレンジやオーブン等では必ず起きる汚れの代表です。

付着後すぐに対処すれば、水拭きで十分落とすことができますが、手入れを怠ると少しの汚れが積み重なります。

清掃時で油汚れを取るときに大切なのが、「洗剤の力を最大限に発揮させる」ことです。

ほとんどの洗剤は汚れと反応するのに一定の時間がかかります。

そのため、洗剤を塗布して一定時間置き、洗剤がしっかり浸透し反応するまで待った方が、結果的に時間短縮になります。

洗剤を塗布する方法


洗剤拭きつけ

油は長時間空気に触れ続けると、酸化し脂肪酸化していまい、気が付けばギトギトの油汚れになってしまいます。

この油汚れの対処方法ですが、脂肪酸は酸性で、アルカリ成分と接すると中和され、中性成分の石けんに変化しますのでふきんなどで拭き取ると簡単に除去できます。

この種の汚れは、アルカリ性の洗剤が効果があります。

洗剤で浸け置きする方法


浸け置きする方法はこびりつき汚れを浮かせて落とすことです。

こすらず、手間ひまがかからずがつけおき洗浄剤の魅力です。

焦げつきから蓄積汚れまで、つけておくだけで汚れを浮かせてスッキリ落とします。


グリストラップ


グリストラップ

グリストラップは厨房内でも後回しにしがちな箇所のひとつです。

グリストラップは、放置していると悪臭や害虫の発生原因の元となります。

特にバスケットは、大きなゴミが溜まりやすい場所であるため毎日の掃除が必要です。

油を除去する場合は、専用のシートを購入すると掃除がしやすくなります。


排水溝


排水溝

臭いの発生源になることもある排水溝は「ヌメリ・ゴミや臭いがない」のが、理想の状態です。

清掃する際は、溜まっているゴミは除去してからデッキブラシなどでゴシゴシと擦っていきましょう。

油汚れやヌメリに対応した洗剤も使用して最後に水で流せば終了です。


シンク


シンク

油汚れが強力に付いている食器を洗うとシンクはヌメリが生じやすくなり、汚れがより付着しやすくなります。

よって、シンクは「ヌメリや汚れをしっかり落とす」ことがポイントです。

もうひとつのポイントとして、食器洗い用と清掃用のスポンジ等の用具は別々にすることです。

理由として、同じを用具を使った場合に、細菌による二次感染の原因になりうるからです。

同じタイプのものでも、色別に分けられるとで使い分けで間違いがありません。

また、最後に除菌剤で処理徹底することにより安全につながります。



床掃除

厨房の床掃除のポイントは「油汚れなどのゴミの除去とブラッシング」です。

厨房の床は、油や水を拭き取りしないで放置するとヌメリと悪臭の原因となり、さらにもっとも危険なことは転倒する危険性もあるということです。

ゴミを取り除いてから水をまき、デッキブラシなどでゴシゴシと擦ります。

油汚れに作用する洗剤などを使うと効率的でしょう。

最後に水を拭き取るのも忘れずに!


客席


飲食店客席

フロアやトイレ汚れは、お客さんの目に特に留まりやすい場所。

営業時間内は特に綺麗な状況を維持できるよう、意識して清掃を常に心掛けましょう。

客席の椅子や入口・トイレなどは取っ手部分やでっぱり・複雑な構造物などがあり、清掃に特に気をつかう箇所です。

清掃の他にも感染対策として細菌への除菌作業の徹底も必要ですね。

お客様に安心できるお店を目指されると良いのではないでしょうか。

入口ドア


飲食店入口

お店の顔とも言える入口の清掃は、不特定多数の人が触るドアノブ周りがポイント。

ドア外側の面は、排気ガスやホコリ等の汚れがつきやすい部分なので、汚れを拭き取るだけでなく、ノブと共に除菌作業も並行しておこないます。

ドアマットを清掃する際は、マット下の汚れもホウキなどでていねいに清掃してください。  


窓ふき

床と同様に、雑巾で水拭きをした後に乾拭きをするのが基本の作業です。

入口と同様に排気ガスなどで汚れやすい外側から優先的に掃除をします。

窓を拭く時に一番気をつけたいのが「拭き跡」。

ワイパーや拭き筋が残らないクロスなどを活用し、ていねいに磨き上げていきましょう。

また、綿素材の雑巾を使用されると、ほつれが残ることがありますので注意してください。

不織布のクロスを使用しますと、比較的綺麗に仕上がります。


フロア


フロア清掃

床の材質に合った洗剤や清掃用具を使い、清掃をおこなっていきます。

とくに四隅や目地は、汚れが溜まりやすい部分です。

ブラシ付きの掃除機やワイパーなどを使い、細かい部分のゴミも取り除きましょう。

床の汚れはモップなどで拭き取り、床に引っ付いたゴミはスクレイパー等を使っていただくと取り除きやすいのでおすすめです。


テ-ブル


テ-ブルを拭く

オープン前や閉店後だけでなく、お客さんが入れ替わるタイミングもテーブルを清掃するチャンスです。

テーブルのクリンネス時には、清潔なふきんとアルコールを使いましょう。

テーブルや椅子、床に食べこぼしはないか、調味料トレイが汚れていないかなど、お客さんの気持ちになってチェック清掃します。

調味料トレイのような細かいところにまで目が行き届いているお店は、お客様に安心感を与えます。

汚れたふきんをそのまま使用し続けていると、かえって汚れや・菌を広げてしまう結果になります。

消毒済みのものや新しいものを複数枚用意しておくと良いでしょう。


トイレ


トイレ

飲食店では、「清掃はトイレ掃除から始める」というところのお店が多くあります。

お店のトイレは、その印象一つで「自慢の味」以上にお店の評価が変わることもあるほど、重要な地位になります。

飲食店に限らず、実際に繁盛している店舗は掃除が行き届いており、不快感を持つことはありません。

汚れだけでなく、臭いの対策もおこないます。

繁盛しているお店ほど来客数が多いので、トイレが汚れやすいものです。

新規オープンして数年の内は店舗の新しさに支えられ清潔感があります。

清掃維持がされなければ、年数の経過とともに汚れが目立つようになります。

営業時間中も定期的に清掃をし、綺麗な状態を維持しましょう。


まとめ

日本人は特に清潔好きな国民です。

外出時でも除菌シート持ち歩き、トイレに行けばウォシュレットを使用し、日本人が清潔好きなことは一目瞭然です。

このような日本で求められるのは、清掃が行き届いていて、常に清潔な場所となるわけです。

飲食店においても、同様な事が言えます。

見た目がきれいなだけではなく、生ゴミの臭いがちょっとしたというだけでも敬遠されてしまいます。

客席だけでなく、厨房内の清潔までも心がけることが必要です。

ご紹介しました、掃除道具・洗剤でお客様の満足度をアップさせてください。


この記事を書いた人

古澤 長流(ふるさわ たける)

古澤 長流(ふるさわ たける)

2018年折兼に営業職として入社し、名南営業所に配属。
現場経験を積んだのち、2019年に折兼ホールディングスの衛生管理グループに異動・転籍。
日々、衛生について勉強中。
大学時代は病原菌について研究していたので、学んだことを生かして食の安全に役立つ記事を執筆していきます!

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