あらゆる菌・ウイルスに対して有効な「アルコール消毒」！

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水にエタノールを加えた場合、エタノールは水よりも比重が軽いため、同じ体積でもエタノールの量が多くなるほど軽くなります。
また、水とエタノールを混ぜたときの体積は、元の水の体積とエタノールの体積を足したものより小さくなる性質があります。
これらの特徴により、同じ量のエタノールを含んでいても単位によって濃度の数値が異なります。

簡単に言いますと、容量％と重量（体積）％で数値が違うのは、アルコール（エタノール）の比重が水よりも軽いためです。

一般的には、重量パーセント濃度（ｗ/ｗ％）もしくは（wt％）が使用されています。
例えば、エタノール濃度が同じ場合、下記の単位となります。

重量体積パーセント（55.5w/v％ ）＝体積（容量）パーセント（65vol％）＝重量パーセント（57w/w％）

ウィルスに除菌効果があるアルコール濃度（エタノール）

エタノールの除菌効果がもっとも高い濃度は70％程度ですが、アルコール製剤はその他の成分を配合することにより、
濃度がやや低くても70％同等の除菌力が得られるよう工夫して製造されています。

殺菌（除菌・消毒）に使用されるエタノール（アルコール）の殺菌効果の至適濃度範囲（有効範囲）は、下記の通りとされています。

• 日本薬局方（局方）：76.9～81.4v/v％（vol％）
• 米国薬局方 USP-NF：68.5～71.5 v/v％（vol％）
• WHO（World Healthcare Organization）ガイドライン：60～80 v/v%（vol％）

エタノール濃度63v/v％（55w/w％）があれば、さまざまな菌・ウイルスに対しての殺菌効果が期待できます。

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例えば、日本薬局方で規定されている「消毒用エタノール」の濃度は76.9～81.4vol％ですが、これは「溶液100ｍL中に、エタノールが76.9～81.4mL含まれる」ことを意味します。
この①vol%で表記された濃度を、②w/w％と③w/v％にそれぞれ換算すると、おおよその値が下記になります。

※日本薬局方「消毒用エタノール」の濃度を3つの単位で表記した場合

1. 体積百分率：76.9～81.4vol％（溶液100mL中にエタノールが76.9～81.4mL含まれる）
2. 質量百分率：69.9～75.3w/w％（溶液100g中にエタノールが69.9～75.3g含まれる）
3. 質量対体積百分率：60.9～64.7w/v％（溶液100mL中に、エタノールが60.9～64.7g含まれる）

食品添加物

医薬品、指定医薬部外品、食品添加物などの分類に分かれています。

医薬品、指定医薬部外品は濃度が高く殺菌効果が高いため、手指の消毒などに使用できます。

一方、食品添加物は濃度は高くありませんが口に入れても問題がなく、調理器具の除菌などに安全に使用できます。
食品衛生の分野で使用するアルコール製剤は食品用アルコールに添加物等を加えて作られます。
また、アルコール製剤自体が「食品添加物」の許可を得ている製剤であればより安心してご利用いただけます。

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食品衛生法による定めについて

食品衛生法は健康の保護を目的として、食品衛生のリスクを防ぐために、医薬品、医薬部外品を除いた全ての飲食物（食品、食品添加物）と食器・調理器具・容器・包材に衛生の規格基準を設け、基準に合わないものの使用を禁止しています。

食品に食品および食品添加物以外のものを加えることは禁じられており、食品の衛生維持に使用されるエタノール製剤や次亜塩素酸ナトリウムは、食品添加物として認められた製品である必要があります。

食品添加物アルコール

アルコールを使うと、使用した物が錆びるという現象が起きてしまう事があります。

アルコールの中にベンゼン環にヒドロキシ基が付加したアルコール、弱酸性のフェノールから起こるものです。
メチルアルコール、エチルアルコールは中性です。

手指用アルコール

医薬品、指定医薬部外品は濃度が高く殺菌効果が高いため、手指の消毒などに使用されます。
保湿成分が入っており、手が荒れにくくなっています。

薬事品とは？
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（薬機法）」によって
品質、効果・効能、製造、販売流通などの基準が定められた、医薬品、医薬部外品、指定医薬部外品、化粧品、医療機器のことです。
身体に使用する製品（手指や髪、全身用の洗浄剤、スキンケアクリーム）なども含まれます。

除菌用ウェットティッシュ

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