この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
なぜ防虫対策が必要なのか?
飲食店内に虫が発生していると、お客様が不快に思われたり、料理の中に混入したり、食中毒菌の運び屋となり、最悪の場合は食中毒事故に繋がるおそれがあります。
虫の発生が悪い評判を呼び、売り上げが落ちてしまう可能性もあるので、防虫対策は必ず行いましょう。
防虫対策のポイント
防虫対策のポイントは、虫を「入れない」「発生させない」「駆除する」ことです。
短時間で虫の侵入や発生を抑えることは難しいので、根気強く対策を続けることが大切です。
虫を店内に入れない対策
飲食店でよく見かける虫のほとんどは外部から侵入する虫のため、まずは虫を店内に入れないこが重要です。
侵入経路としては、店内入口や排水溝、換気扇、外壁のひび割れなどがあります。
特にゴキブリはわずかなすき間でも侵入してくるので、目の細かいフィルターで覆う、すき間を埋める、営業終了後は排水溝の蓋を閉めるなどして、確実に侵入経路をなくしましょう。
また、虫はハーブ系の臭いを嫌う傾向があるので、店の入り口に忌避剤を置いたり、排水溝や換気扇まわりにスプレーをかけることで侵入を阻むことができます。
他にも、蛍光灯は虫の好きな波長の紫外線を出すため、照明をLEDに変えることで虫の誘引を抑えることができます。
清掃により、清潔な状態を保つ
虫は自分の居心地がいい場所を見つけると、巣をつくったり、卵を産んで繁殖したりします。
温かい場所や湿った場所を好む虫は多く、ホコリのたまった冷蔵庫裏やコールドテーブルの下、洗濯機の裏などはゴキブリの絶好の住みかです。
加えて、食品残さなどの餌となるものが落ちていると、ゴキブリはどんどん繁殖します。
また、放置したグリストラップはチョウバエの、雨水がたまったままの水たまりはノミバエの発生原因です。
このような虫の好む環境を減らすため、掃除、除湿を行い、清潔な状態を維持しましょう。
理想は毎日隅々まで清掃することですが、難しい場合は曜日や時間を決めて定期的に大掃除を実施してください。
ダンボールも早めに処分
納品時のダンボール、長期間にわたって放置していませんか?
ダンボールは湿度・暗さともに虫が好みやすく、適度な隙間で卵が産みやすいという、虫にとっては絶好のスポットです。
すでに虫がくっついてしまっている場合もあるので、使用後は早めに捨てるようにしましょう。
なかなか捨てるタイミングがない場合や、どうしても利用したい場合は風通しの良い明るい場所に置き防虫剤を設置するなど、少しでも害虫の発生リスクを減らしましょう。
侵入、発生した虫は確実に捕虫、駆除
侵入してしまった虫を一網打尽にすることはなかなかできませんが、捕虫器や毒餌を使うことでその数を減らすことができます。
特に、捕虫器や捕虫トラップを設置することで、どんな虫が侵入しているかを把握することができるので、対策がたてやすくなります。
臭いで誘引するタイプの捕虫トラップを使用する場合は、出入り口付近などに設置すると店外の虫まで寄せ付けてしまう恐れがあるので、設置場所に注意してください。
大量に虫が発生した場合は、プロの駆除業者に依頼するのも有効です。
おすすめ防虫対策ツール
ここでは容器スタイルで実際に取り扱っている、おすすめの防虫ツールを紹介します。
ウルトラベーププロ 1.8タイマーセット
店内の入り口に設置することで虫の侵入を防ぐ忌避剤です。
無煙、無臭の薬剤を使用しているため、お客様に不快感を与えることがありません。
耐水、耐雨構造となっており、設置場所を選ばず使用できます。
電池式なのでコンセントのない場所にも設置が可能で配線工事も不要です。
※タイマーなしもございます。
バーカットMLA 下部用 40mm
ドアのすき間から虫が侵入するのを防げるブラシです。
フレーム部分が熱可塑性エラストマー(ゴム)のため、寸法に合わせてハサミで切断でき、フレキシブルに曲がります。
両面テープで設置するため、工具も不要です。
※下部用 25mm、上部用、サイド用もございます。
ヒダマリ ウォームホワイト LED捕虫器
暖色系の光で間接照明のような見た目の捕虫器です。
店内の雰囲気を壊さないので、おしゃれな飲食店でも違和感なく使えます。
ウォルナット、キャラメル、ウォームホワイトの3色のバリエーションがあり、店の色合いに合わせ選べます。
ランプもLEDタイプのため、寿命が長く省エネです。
リストラップ洗浄剤 エコジェント
「けん化作用」により、グリストラップの油を石鹸水に変える洗剤です。
一般的な油吸着剤では処理しにくい動物性油脂に対しても効果を発揮します。
グリストラップの清掃は防虫効果だけでなく、防臭にも繋がります。
エコジェントに関しては、こちらの記事でも詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
ブログ記事:油が石鹸水に変わる!?特殊な洗剤エコジェント特集
ヴァイカン アングルデッキブラシ
ブラシボディが曲がっているため、排水溝や作業台の下など、様々な場所を掃除することができます。
カラーバリエーションも豊富で、赤、青、黄、緑、白、オレンジ、ピンク、紫の8色あります。
狭い場所の掃除にお困りの方に一押しのブラシです。
まとめ
害虫を発生させないためには、侵入経路となる隙間を塞ぐこと、そしてこまめな清掃を徹底しましょう。
一度住み着いてしまった害虫はなかなか駆除できません。また、料理に虫が混入してしまうと店舗のイメージが大きく下がってしまいます。
駆除業者を呼ばないとどうしようもない状況になる前に、防虫剤や清掃用具について改めて確認してください。
この記事を書いた人
古澤 長流(ふるさわ たける)
古澤 長流(ふるさわ たける)
2018年折兼に営業職として入社し、名南営業所に配属。
現場経験を積んだのち、2019年に折兼ホールディングスの衛生管理グループに異動・転籍。
日々、衛生について勉強中。
大学時代は病原菌について研究していたので、学んだことを生かして食の安全に役立つ記事を執筆していきます!
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