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2024年食トレンド・食品包材トレンドを総ざらい! 2025年のトレンドは?

TRENDSの文字が入った飾り

飲食店が押さえておきたい食のトレンド。
すでにお店を経営されている方も開業前の方でも、
トレンドを取り入れることができれば注目度も上がり、集客効果が見込めます。

そこで今回は容器スタイルマガジン年末特別版として、
2024年の食トレンドならびに食品包材のトレンドを振り返ります。

あわせて2025年のトレンド予測もチェックしていきましょう!


この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。

2024年に流行ったものは? 食トレンドをおさらい

参照:『ホットペッパーグルメ外食総研』が開催する「トレンド座談会」レポート

おにぎり


袋に入ったおにぎり

写真は おにぎり袋 竹柄窓付直巻おにぎり袋 エフピコチューパ を使用

2024年はおにぎりブームが到来。
SNSではもちろん、全国各地でおにぎり専門店が増加しました。

  • SNS映えするおにぎりの増加により、若い世代や外国人旅行客からの注目が高まった
  • 価格が手ごろ
  • 具材の選択肢が多く、健康志向のトレンドにも刺さった

ことがブームの要因と言われています。
おにぎりは特殊な機械や広いスペースを用意する必要がないため、飲食店にとっても参入しやすいメニューとなります。

おにぎりの包装資材

パッケージとしては、
袋タイプ、フィルムタイプ、フードパックタイプに分かれます。

【袋タイプ】

袋タイプは売り場の省スペース化に繋がりますし、お客様にとっても手を汚さず食べやすいメリットがあります。

ただし、ほとんどの店舗はシーラーを使って袋を閉じているため、小型の卓上シーラーを購入することを考慮する必要があります。

※卓上シーラーは安価なものが多いため、袋タイプで販売される方は機械も一度見てみることをおすすめします。


窓付おにぎり袋 雲竜 90×170 睦化学工業

窓付おにぎり袋 雲竜 90×170 睦化学工業

【フィルムタイプ】

フィルムタイプはシールやテープ等で袋を閉じることができるため使い勝手が良いです。
また、海苔とご飯を分けて包めるタイプのフィルムが多いので、海苔のパリパリ感が食べるときまで続きます。

ただし、フィルムで包む手間がかかることに注意が必要です。


スリットパックおにぎり規格フィルム 生産日本社

スリットパックおにぎり規格フィルム 生産日本社

【フードパックタイプ】

フードパックタイプは焼きそばなどを入れる四角いフードパックだけでなく、おにぎり専用のものも増えています。

袋やフィルムと比べると入れる手間が少なく、お客様が持ち帰る際にも型崩れしにくいことが特徴です。

デメリットとしては陳列時にかさばりやすいことで、スペースをしっかり確保しておく必要があります。


フードパック AP-OG1S エフピコ

フードパック AP-OG1S エフピコ

アサイーボウル&グリークヨーグルト


アサイーボウル

10年ぶりに再流行したアサイーボウル。
栄養価が高く満腹感を感じやすいことから、美容・ダイエットに関心のある若い女性を中心に人気が上昇しました。

アサイーという果実に牛乳や豆乳を加えたスムージーの上に、グラノーラやイチゴ、バナナなどの果物をたっぷり乗せたアサイーボウルは、見た目も華やか。
SNSで見かけた方も多いのではないでしょうか?
アサイーボウルの人気は、日経トレンディの『2024年ヒット商品ベスト30』にも選ばれるほどでした。

また、アサイーボウルの中に一緒に入れられていたり、並べて販売されることの多いグリークヨーグルト(ギリシャの伝統的な「水切り製法」で作られた、水分量が少ない固めのヨーグルト)もあわせて人気が高まりました。

アサイーボウル・グリークヨーグルトの包装資材

オーガニックのイメージから、ナチュラルなクラフトカップがよく使われます。

盛り付けが華やかなため、容器は食材を引きたてるシンプルなものでありながら、おしゃれ感が出るものが好まれます。

クラフトカップ以外だと、中まで見える透明カップが使われていることが多いです。


クラフト カップ 750ml 本体 パックスタイル

クラフト カップ 750ml 本体 パックスタイル

ドーナツ


トレーに入ったドーナツ

2023年頃からのドーナツブームは、2024年も続きました。
近年では特に「生ドーナツ」がトレンドに。

福岡発祥の人気店「I'm donut?」を火付け役として、ふわふわの新食感生ドーナツに注目が高まりました。

また、ミスド(ミスタードーナツ)人気商品の「ポンデリング」のアレンジレシピとして、「焼きポンデリング」がSNSで大バズり。
外はカリカリ、中はもちもちで、こちらも新しい食感が人気の秘訣となっています。

ドーナツの包装資材

ふわふわのドーナツが潰れてしまわないようマチ付きの耐油パン袋が使われることが多いです。
また、テイクアウトでお客様が持ち運ばれる場合は、パン向けの高さがあるフードパックを選ぶと安心です。


 パン袋 No.140-1ハーフムーン無地(茶) 大阪ポリエチレン販売

パン袋 No.140-1ハーフムーン無地(茶) 大阪ポリエチレン販売


菓子容器 ユニコン LS-角115ドーム 透明 スミ

菓子容器 ユニコン LS-角115ドーム 透明 スミ

海鮮丼


海鮮丼

外国人観光客向けの高価な海鮮丼が「インバウン丼」として話題になり、流行語大賞にもノミネートされました。
特に観光地で海鮮丼ののぼりを見かける機会が増えた印象です。

海鮮丼の包装資材

どんぶりは種類が多いため、入るごはんの量や色を見ながら探していただくのがおすすめです。

テイクアウトの場合はカチッとはまる嵌合(かんごう)タイプの蓋を選ぶようにしましょう。

その他にもオートミール、ジビエ、クラフト紅茶・クラフトビールなどが2024年に話題を集めました。


どんぶり容器 SD 咲き丼 M19 BK 身 中央化学

どんぶり容器 SD 咲き丼 M19 BK 身 中央化学

食品包材の動向

流行のメニューに合わせて注文される容器を紹介してきましたが、食のトレンド以外での動きとしては「環境にやさしい容器」への切り替えがあげられます。

プラスチック容器は安価で根強い人気が残りますが、その一方でバガス容器や紙製容器にも注目が集まっています。
ただし、環境配慮の中でもトレンドは変化し続けています。

紙ストローからバイオマスストロー・ストロー無しのフタへ?

紙ストローを導入したスタバ(スターバックスコーヒージャパン)は、紙ストローを廃止し、植物由来のバイオマスプラスチック製ストローに切り替えを行うことを先日発表しました。
紙ストローがしなしなになってしまい使いづらいという不満の声から、飲み心地の良さと環境負荷を両立できるようバイオマスストローが採用されたとのことです。

また、マック(日本マクドナルド)やケンタッキー(日本ケンタッキーフライドチキン)でもストロー無しのフタへの切り替えを進めています。

環境への配慮とお客様の満足度、どちらも考えた包装資材の選定が不可欠となります。

環境対応の容器の例


その他の商品は、エコ容器特集からもチェックしていただけます。

2025年に注目が集まる「食」は?

2024年に流行したものも、一定の間は人気が続くことが予想されます。
それに加えて、『DELISH KITCHEN』が発表した2025年のトレンド予測をご紹介します。

ネオ和食


せいろにパンや卵が入っている画像

和食の調理方法や味わいをもとにしつつ、洋風のアレンジを加えた新しいスタイルの「ネオ和食」。
ネオ(新しい)の言葉のとおり、和食だけど完全に和食というわけではない、今までにないような料理です。
2025年は大阪・関西万博も開催されることから、さらにインバウンド需要が高まることが予想されます。

例えばせいろ蒸し。野菜のせいろ蒸しではなく、パンとゆで卵やウインナーのせいろ蒸しなど様々なメニューが出てきているようです。
その他にも親子丼×チーズ、おでん×デミグラスソースなど、和と洋を織り交ぜた料理への関心が高まりそうです。

ハイブリッド食感

生ドーナツや「焼きポンデリング」の流行からも読み取れるように、食感を楽しむ消費者が増えています。
2025年は「ザクふわ」「サクじゅわ」「パリもち」など2つ以上の異なる食感を組み合わせた料理が人気になると予想されています。

ドバイチョコ


ドバイチョコ

アサイーやクルンジなど、近年では韓国で話題になったスイーツが日本でも流行する傾向があります。
その傾向から、韓国で大流行した「ドバイチョコ」が日本でも人気になるのではと予想されています。

ドバイチョコレートは、ピスタチオペーストにトウモロコシの粉から作られるパリパリの乾麺「カダイフ」が混ざっており、そのペーストをチョコレートでコーティングしたスイーツです。

チョコレートですがザクザク、バリバリの食感が特徴的です。

まとめ

流行を取り入れることができれば、お店の注目度が上がります。
特に「食」はInstagramなどのSNSで流行が広まっていくことも多いため、思わず写真を撮りたくなるようなSNS映えを意識する事もポイントになります。
世間のトレンドやSNSとうまく付き合い、お店に来てくれる方を増やしましょう!

この記事を書いた人

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

松井 誠一郎(まつい せいいちろう)

2020年折兼に入社。
容器スタイルのキャンペーンやセールなどの企画を担当しています。
折兼入社前は医療機器メーカーで営業を担当。
食品包装資材については日々勉強中ですが、お客様のお悩みを解消できる記事を執筆できるよう、精進してまいります!

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