この記事は、食品容器・資材専門の通販サイト「容器スタイル」が監修しています。
タレビンは、醤油やソースなどの調味料を入れる小さな容器です。角型や筒型のほかに、魚の形をしたものなどさまざまな形状があります。容量や素材のバリエーションも豊富なため、飲食事業者の方はどのタレビンを選んだら良いのか判断に迷うこともあるかもしれません。
そこで本記事では、タレビンの概要、種類、選び方のポイント、少し変わった活用例などを紹介します。この記事を読めば、タレビンの特徴や用途に合った使い方、調味料を入れる以外の活用方法などが把握できます。ぜひ参考にしてください。
タレビンとは?
タレビンは、使い捨てタイプの充填容器です。タレ、ソース、醤油などの液体調味料を入れるために用いられていることから、「調味料入れ」や「タレ入れ」とも呼ばれています。
蓋の部分がしっかりと閉まる構造になっているため、横に倒れても中身が漏れ出す心配がありません。昔は、おもにガラスや陶器などで作られていましたが、破損する危険性があることから、現在はポリエチレン(PE)製の容器が主流です。
タレビンは種類が豊富
調味料を入れる小さな容器といえば、寿司折りやお弁当に付属する魚の形の容器を思い浮かべる方も多いかもしれません。実はタレビンには魚の形のほかにも、さまざまな形状のものがあります。サイズや素材についてもバリエーションが豊かで、内容物の種類や量などによって使い分けが可能です。
タレビンの「容量」における種類と選び方
タレビンの容量にはさまざまなものがありますが、ここでは小・中・大の3つに分けて、一般的な容量を紹介します。
何を入れるのか、どの程度の量を入れるのかをよく確認したうえで、目的にあったサイズを選ぶとよいでしょう。
小(~10ml)
タレビンの定番サイズです。お弁当箱へ入れても、邪魔になりにくいサイズでよく使用されています。一人用のお弁当や寿司折りで使う醤油やソースなどのように、使用量が比較的少ない調味料を入れるのに最適です。
中(~50ml)
とろみのあるタレや液体調味料を入れやすいサイズです。うなぎのタレ、天つゆ、ドレッシングなどを入れるのに適しています。
大(~360ml)
蕎麦やうどんで使う麺つゆ、焼き肉のタレなどのように、使用量が多いものを入れるのに最適なサイズです。キャンプ、バーベキュー、ピクニックなどのアウトドアで、調味料を移し替えて持ち出したいときにも重宝するでしょう。
タレビンの「形状」における種類と選び方
タレビンの形状で、主流となっているのは、角型や筒型です。そのほかにも、先述のとおり魚をモチーフとした形状などの容器もあります。これらの形状の特徴、おすすめの用途については、以下のとおりです。
角型
角型のタレビンは、魚などの形状と比較して安定感があります。倒れにくい形状のため、テーブルに置くことも可能です。入れ口が大きく、ドレッシングや焼き肉のタレなどの粘度が高い液体も入れやすい形状といえます。
筒型
筒型のタレビンは、使う量を自分で調整しやすい形状です。お弁当、寿司折り、お刺身などに添える調味料を入れるのにおすすめです。
その他(魚など)
定番の魚型のほかに、アニマル型、星型、ハート形、ひょうたん型、野菜型など、さまざまな形状があります。見た目で区別がつきやすいため、複数のタレビンを入れて中身の違いがわかるようにしておきたいときに便利です。
タレビンの「素材」における種類と選び方
タレビンの素材には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ペットなどがあります。素材によって特徴が異なるので、それぞれ理解したうえで最適なものを選ぶとよいでしょう。
PP(ポリプロピレン容器)
PP製は、熱に強く、100度近い温度でも加熱しながら殺菌ができる特徴があります。うなぎのタレ、麺つゆなどによく使用される素材です。
PE(ポリエチレン容器)
PE製は、市場に多く流通しており、タレビンの定番素材です。醤油、ソース、タレなど幅広い調味料に使用できます。ほかの素材より単価も低いので、購入費用を抑えたい場合はPE製を検討してみると良いかもしれません。
PET(ペット容器)
PET製は、透明性が高く高級感のある見た目をしており、デザインのバリエーションも豊富です。熱に弱いため、温度が高いものを充填する、加熱殺菌するなどには向きません。常温のドレッシングやタレなどを入れるに適している素材です。
【番外編】タレビンの少し変わった活用方法
タレビンは、醤油やソースなどの液体調味料に用いられることが多い容器です。しかしそのほかにも、いろいろな使い道があります。最後に、少し変わったタレビンの活用方法を紹介します。
塩
入れ口が広いタレビンは、塩を入れるのにもおすすめの容器です。塩のお試しセットでも、タレビンが活用されることがあります。ただ、塩が一気に出る可能性があるので、タレビンを使用する際には取り扱いに注意しましょう。
コスメ関係
タレビンは、実はコスメを入れる容器としても利用可能です。化粧水、乳液、美容液などのスキンケア製品、ヘアジェルやシェービングジェルなどをタレビンへ移し替えておけば、持ち歩きも楽になります。プールやスポーツクラブの利用、日帰りでのおでかけ、短期間の旅行や出張などの際には、タレビンを有効活用してみてください。
まとめ
タレビンは、ソース、タレ、醤油、ドレッシングなどの液体調味料を入れる充填容器です。魚の形をした容器のほかに、角型や筒型などさまざまな形状のタレビンがあり、素材はPE(ポリエチレン)製が主流です。
タレビンは調味料だけではなく、化粧水や乳液などを入れることもできるので、旅行や出張の際にも便利に使えます。用途に合った容量・形状・素材のものを、ぜひ使ってみてください。
この記事を書いた人
長谷川博俊(はせがわひろとし)
長谷川博俊(はせがわひろとし)
2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。
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